長時間露光の撮影方法と作例


Light River


シャッターを開放したまま、レンズに光を長く当てる撮影方法を「長時間露光」と呼ぶ。夜間長時間露光で撮影すると、動いている被写体は光しか残らないため幻想的な写真になる。

今回は、デジタル一眼レフカメラの長時間露光撮影について紹介したい。

機材

デジタル一眼レフカメラとレンズの他に、三脚リモートスイッチが必要になる。


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夜間、三脚を使わずにシャッターを1秒以上開放してみると分かるが、カメラを手で固定しているつもりでもブレてしまう。また、シャッターボタンを手で押していると振動が伝わるため、リモートスイッチもあったほうがいい。

撮影方法

絞り優先でF値を最大にして、シャッタースピードをオートにする。もしくはマニュアルでF値を最大にして、シャッタースピードを自分で調整する。ISO感度は数値が大きいとノイズが発生するため最小がいい。露光時間の目安はこちらの記事を参考に。


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このExifデータは冒頭の写真のもの。露出時間(Exposure)=30秒、F値(Aperture)=16、ISO感度=100。

最後に

長時間露光で難しいのは、ベストなロケーションと構図を探すところだ。今回、場所を変えて何枚も撮影したが、納得できたのは冒頭の写真だけだった。

それでも、長時間露光は楽しい。リモートスイッチのボタンを押して待つ。シャッターを閉じてカメラの処理が終わるのを待つ。どんな写真になるのだろう...

液晶画面に現れた風景が、想像を超えていると嬉しい。


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