死後もネットで生き続ける、AIツイートプログラム『LivesOn』
私が死んでもネットの向こうにいる人たちは誰も気づかないだろう。ネットで知り合った人に近々会う予定はないし、近所に住んでいる人もいない。家族がブログやTwitterで公表しない限り、誰もその事実を知ることはない。だが、心臓が止まってもなおツイートし続けるシステムがあったら?
LivesOnは、人が亡くなった後も身代わりになってツイートするプログラム。今のところ対応言語は英語だけだが、生前のTwitterの呟きから嗜好や思想を分析して、アルゴリズムを生成するそうだ。ロンドン大学クイーン・メアリーと協力して開発されているこのサービスは、今年3月に詳細が発表される。
攻殻機動隊のオープニングナレーションを思い出す。
あらゆるネットが眼根を巡らせ、光や電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても、"孤人"が複合体としての"個"になるほどには情報化されていない時代。
ネットの世界だけで人は生き続ける事ができるのか。身体を無くしてもなお、個性を保ってコミュニケーションできるのか。LivesOnはその答えを見せてくれるかもしれない。
When your heart stops beating, you'll keep tweeting.
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