ミステリの最高傑作、映画『容疑者Xの献身』がiTunesストアに登場



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東野圭吾原作の映画はほとんど外れがないが、中でも最高傑作は『容疑者Xの献身』だと思う。

容疑者Xの献身は、同作家のガリレオシリーズと呼ばれる推理小説の一つ。2007年10月に『ガリレオ』がテレビドラマ化され、2008年10月に『容疑者Xの献身』が劇場で公開された。

あらすじはこちら。

発見された男性の死体は顔がつぶされ、指を焼かれていた。死因は絞殺。身元は富樫慎二(無職)であることが判明。貝塚北警察署の刑事・内海薫(柴咲コウ)は捜査に乗り出す。富樫の別れた妻、花岡靖子(松雪泰子)のアリバイを確認していたある日、その隣人が湯川と同じ帝都大学出身者であることを内海は知る。隣人の名は石神哲哉(堤真一)。高校で数学教師をしている。物理学者・湯川学(福山雅治)にとって「僕の知る限り、本物の天才」と評する男だ。内海から事件の相談を受けた湯川は、天才的頭脳の持ち主ゆえに、かつえ唯一理解し合うことが出来た”親友”が事件のウラにいるのではないかと推理する・・・


こちらは予告編。



東野圭吾は殺人事件に物語を付けるのが本当に上手い。容疑者に感情移入させて事件を正当化する。そうせざるをえなかった状況と心情を丁寧に描き、殺人という犯してはならない罪に感動すら与える。

映画『容疑者Xの献身』は配役もいい。天才物理学者の湯川に福山雅治、天才数学者の石神に堤真一、そして柴咲コウ松雪泰子。全員がハマり役だが、特に堤真一の演技には心を打たれる。「献身」というタイトルの妙を感じる事ができるはずだ。


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テレビドラマの第2シーズン放映に合わせ、iTunesストアに登場した『容疑者Xの献身』。見逃していた方はこの連休にぜひ。悲しくも清々しいサスペンス映画の傑作に出会える。

iTunesストア(レンタル・販売)


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