動物行動学の名著『ソロモンの指環』が電子書籍に

Grass aqua

コンラート・ローレンツの名著『ソロモンの指環』が電子書籍で発売された。

ローレンツ博士は、ヒナが産まれて初めて見る動物を親だと誤認する「刷り込み」現象を発見した。それは動物との共同生活の賜物だった。誰もが見ていながら、誰も気づかなかったことを発見する。博士は動物行動学を科学のレベルに引き上げ、ノーベル賞を受賞した。

ソロモンの指環とは、旧約聖書の偽典に登場するソロモン王の指輪のこと。真鍮と鉄でできた指輪で、あらゆる動植物の声を聞く力が与えられる。だが、博士はソロモンの指輪を必要としない。魔法の助けを借りなくても、生きている動物は美しい真実の物語を語ってくれると言う。

冒頭の写真は、本書を読み終えてから我が家で立ち上げた水槽。水槽はDo!aquaオーバル。手前のグラスは子供が川でとってきたメダカとエキノドルスの侘び草。奥の二つはロターラの侘び草と金魚、パールグラスの侘び草とレッドビーシュリンプが暮らしている。

水上の水草二酸化炭素を吸って光合成をし、水中の根が酸素を出して魚が呼吸する。ポンプもフィルタも必要ない。アクアリウムは自分自身で平衡を保ち、一つの生態系を作る。本書を読むと、このような自然の原理に触れたくなる。

ソロモンの指環 動物行動学入門(早川書房)Kindle / 楽天kobo


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