マニュアルフォーカス

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最近マニュアルフォーカスを覚えた。覚えたといってもピントリングを回すだけなので、それほど大袈裟なものではないが、オートでは調整が難しかったシーンでも、比較的簡単にフォーカスできるようになった。

例えば今回の写真。

以前なら、最初にファインダーの中央で水たまりをフォーカスし、その後に構図に合わせてカメラを移動していた。もしくは最初に構図を決めて、その後にカメラ本体のダイヤルで水たまりにフォーカスを合わせていた。

前者の場合、フォーカスした後にカメラの位置を動かすので、ピントがずれることがあった。後者の場合、被写体がファインダーの端にあると、ピントが合わないことがあった。

マニュアルなら被写体がどこにいても合わせられる。撮りたいものを見つけて構図を決める。レンズを向けてピントリングを回す。被写体をフォーカスしてシャッターを切る。

写真に意志が生まれる。そんな気がした。

TAMRON 90mm F2.8 / Canon EOS 6D