恵那峡の記憶

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春日井インターから中央道に乗り、岐阜の恵那峡に向けて車を走らせた。高速道路から赤と黄色の風景が見えたので、恵那峡にも少し紅葉を期待したが、到着すると晩秋の景色に様変わりした。北に移動するにつれ、気温が低くなるからだろう。


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恵那峡には遊覧船があるが、窓がアクリル板で覆われているため写真の撮影にはあまり向かない。ただ、ガイドさんが奇岩の由来や鳥の生体を教えてくれるので、乗る価値は十分ある。


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恵那峡の撮影ポイントはやはり、恵那峡大橋の展望台から見る東の渓谷だ。渓谷の先には雪をかぶった御嶽山や、中央アルプスの恵那山などが見える。先に紹介した遊覧船をフレームに入れると、ポスターのような一枚が仕上がる。


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下の写真は、恵那峡大橋から西の大井ダム方面を見た風景。FUJIFILMのX100TにはNDフィルタがついているので、逆光でも開放で撮ることが多かったが、さすがに太陽と川の反射がキツかったので絞った。


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撮影を終えて帰ろうとすると、恵那峡ワンダーランドの観覧車が目に入った。その時だった。海馬の奥底で眠っていた記憶が呼び起こされた。私は以前ここに来たことがある。まだ小さかった頃、おそらく両親に連れてきてもらったのだ。


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いい写真を撮りたいという欲求は、色んなものを運んでくれる。晩秋の恵那峡に鮮やかな紅葉はなかったが、淡い記憶を運んできてくれた。懐かしくて温かい記憶。


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次はどこへ撮りに行こう。

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