2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

デザインの7か条『誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論』

USBメモリをパソコンに挿すと引っかかる事がある。コネクタの半分が空洞、半分が突起になっているため、2分の1の確率で引っかかる。これは、マークやランプを上に向けて挿さないユーザーが悪いのだろうか。『誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論…

ワンダフル・ライフ

1909年、米国の古生物学者ウォルコットはカナダのロッキー山脈で未知の化石群を発見した。地層を調査した結果、5億500万年前のカンブリア紀の頁岩と判明し、複数の生物が見つかったことからバージェス動物群と名付けられた。偉大な発見者となったウォルコッ…

記憶にまつわる七つの事実『記憶力を強くする - 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』

インドに優秀なIT技術者が多い理由は、初等教育で20×20までの暗算を覚えるからだと言われている。覚え方はメロディをつけて歌う詠唱で、生物は元来、目よりも耳が発達していたため、声に出したほうが記憶に残りやすいそうだ。そんな詠唱などの効果を『記憶力…

数式のない数学入門書『心は孤独な数学者』

ラマヌジャンの生家 数学と折り合いがつかなくなったのはいつからだろう。二次方程式? 素因数分解? 微分積分? いや、もっとさかのぼって小学校の分数か。例えば 1/2 + 1/4 の答えは、単純に分母と分子を足した 2/6 (1/3) ではなく、分母は掛けて、分子は…

Macのターミナルで雪が降る 〜 最後のホワイトクリスマス

※この物語はフィクションである。私には6歳の息子がいるが、小児性白血病にかかっていて、余命はあと半年と言われている。これまで何度か生死の境をさまよってきたので、本人も長く生きられないことに薄々気づいているようだ。クリスマスイブの夜、病室のベ…

映画『ゼロ・ダーク・サーティ』の真意

先日、興味深いアンケート結果を見た。戦争になったら自分の国のために闘うか否かという問い対し、闘うと答えた日本人は15.1%だったそうだ。アンケートはアメリカや中国などの24カ国で実施され、数字で見ると日本は最下位だった。これは憂うべき結果なのだろ…

自分の限界を突破するための本 6選

Photo Link なぜ本を読むのかと聞かれたら、自分の限界を突破するためだと答える。それまで未知だったものが既知になった瞬間、世界は広がる。自分の糧にならないと思い、途中で読むのをやめる本がある。逆に、読み終えると興奮して、身体が沸き立つような本…

今年定番になったiPhoneアプリ #2013app

最近本ばかり読んでいて、iPhone関連の記事をあまり書いていない。今読んでいるのは生物学の本で、酸素が生物にとって有害だったり、120年間冬眠できる生物がいたりと、ページをめくるたびに驚きの連続だ。生物学だけではなく、物理学や言語学、映画やアニメ…