偶然と必然|MacBook Air


MacBook Airが手に入る。

Apple関連のブログを書いている著名な方から譲ってもらう事になった。それは偶然のような必然な流れの中で決まった。きっかけはTwitterだ。私が何かを呟いた時、彼はさっそうと現れ、売りに出そうとしているMacBook ProMacBook Airがある事をほのめかした。

もともとMacBook Airを狙っていたので、私は興奮してすぐに飛びついた。こんな偶然があるものなのかと、自分の強運に酔いしれていたのたが、彼にとっては必然だったのかもしれない。彼は私と交渉するのと同時に、若くてカワイイ女の子とも交渉し、一度に二台のMacの行き先を決めた。

来週発送してくれるそうだ。彼にはとても感謝している。

遍歴

1995年。生まれて初めてPCを買った。富士通のFMV-DESKPOWERだ。OSはWindows95。使い心地は悪くなかったが、とにかくダサかった。本体もさることながら、画面の配色やアイコンにセンスがなかった。何かを創造しようという気も起きず、ネット麻雀「東風荘」ばかりやっていた。当時は従量制のダイヤルアップ接続で、月に5万円の請求が来たので麻雀を卒業した。

もっとクリエイティブなPCの使い方がしたい。無謀にもそう考えた私は、絵心も文才もないのにAppleMacintoshに憧れはじめた。

翌1996年。人生初となるMacPerformaを買う事になる。CD-ROMドライブはついているが、フロッピーもついていて、シリアルポートはあるが、USBボートはない。そんな時代の機種だ。PerformaにはMacOSXの前身である漢字TalkというOSが載っていた。画面のドットは荒かったが、Windowsに比べるとアイコンやUIにセンスがあった。Kaleidoscopeでアピアランスを変更してよく遊んだものだ。言い換えると、それだけしかしてなかった。クリエイティブさのカケラもなかった。

1999年。家を引っ越す事になり、Performaは大きかったのでPowerBookに買い換えた。型落ちの中古だ。文章を書くつもりで買ったのだが、引越し先ではインターネットに繋がる環境がなかったので、あまり使わず埃を被るようになった。

2003年。また家を引っ越すのと同時にiBookを購入した。そのiBookは調子が悪かった。ストールが頻発して、何度も再インストールした。ようやくメモリの不良かと疑い始めた頃には、無料の保証期間が過ぎていた。翌年、現在使っているSonyVAIOに乗り換えた。それから今までずっとWindowsだ。

今も昔と変わらずクリエイティブな仕事をしている訳ではないが、クリエイティブな趣味の端くれであるブログは書いている。

ブログを書き始めてから、ずっとMacが欲しかった。MacBook Airの入手はとても嬉しい。もうすぐ新型が発売されると噂されているが問題はない。スペックはどうであれ、あの美しいフォルムは永遠だ。ライフスタイルさえ変える可能性がある。

ちなみに、上で紹介したスクリーンショットはMactrackerという無料のiPhoneアプリのものだ(AppStore)。アプリとしては質素だが、歴代のMacのスペックを確認できるため、Appleファンならポチっておいて損はない。他には無料のショートカット リンゴが役立ちそうだ(AppStore)。

雑誌

最初にMacを購入した1996年。インターネットは存在していたが、今のようにブログで溢れているわけでもなく、Macの情報を簡単に得られる環境ではなかった。頼りになるのは雑誌だけだった。MacFanMacPeopleを毎月買っていた。Macを買う前にスクリーンショットを見て興奮し、Macを買ってからは紹介されるソフトやTipsを試して楽しんでいた。

今回、久しぶりにMacを買うという事で、雑誌でも買おうかと思ったが、ふとiPhoneアプリがあった事を思い出す。マガストアという無料アプリを使えば、アプリ内課金で雑誌を買うことができる(AppStore)。画像を拡大縮小する必要はあるが、読みたいところだけダブルタップでクローズアップすればストレスはない。そんなことよりも、タカミーがまだ居たことに面食らった。

入手するMacBook Airは2008Earlyモデルで、OSは10.5のLeopardだ。現在の最新OSは10.6のSnow Leopardで、いつかアップグレードしたいと思っている。マガストアにはSnow Lopardのスタートガイドもあったので購入した。それによると、アップグレードする事で、OSの占有容量が減るらしい。うっしっし。

久しぶりに雑誌を読んで思ったのだが、ネット上のブログではあまり見られない、レイアウトの良さが光っていた。2枚の画像を少し重ねて文章を回り込ませる手法や、手順を説明する際に番号が目立つように赤丸に白地の数字にするなど、様々な工夫が施されている。記事を作る上でのヒントが隠されていて、なかなか刺激的だった。

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これから

メインマシンをMacBook Airにするつもりだ。VAIOは継続して使うが、データを移行する気はない。最低限必要な情報をDropBoxなどのオンラインストレージに保存するだけだ。MacBook AirのHDD容量が80GBしかないという理由もあるが、まっさらの状態から堪能したいという思いがある。

iPhoneの母艦としても使う予定だが、気になるのは初回の同期だ。Mac側に連絡先や写真などのデータがない状態で、iPhoneを接続するとどうなるのか。

また、通信手段も悩みどころだ。自宅はWi-Fi環境があるので問題ないが、出先で使う際もネットに接続できたほうがいい。Bluetoothを使ってテキストや画像のデータをiPhoneから転送できないかと考えているのだが、パッと調べた限りだと脱獄しかないようだ。障壁はアイデアを生む。上が駄目なら下を掘ればいい。ショーシャンクの空のように。

Macには不思議な魅力がある。携帯電話からiPhoneに変えたときと同じように、より深く知ろうとさせる引力がある。今までPCをあまり使わなかったのだが、それはWindowsだった事も理由の1つだ。

先日ブログのタイトルからiPhoneを外した。MacBook Airを入手する事になったのはその後だ。これからはMacWEBサービスに関連した記事も増えるだろう。偶然か必然か。


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