心地よく行き詰まるアクションタワーディフェンス "Vampire Rush for iPhone"
前回の記事「中毒必至のiPhoneゲーム10本」を書きながら、熱中できる新たなゲームを探していた。
最初に購入したのはA.I.R Defense。geoDefenseに似たデザインだったので期待したが、Flight Controlのような操作性に馴染めず途中でやめた。
次に購入したのがArmy of Darkness Defense。Defender Chroniclesに似たデザインだったので期待したが、バカ正直に進むヒーローに愛着が湧かず、放棄した。
更に、キャンペーンで値下げされた大作Infinity Bladeを購入する。なるほど。グラフィックのクオリティはスマートフォンの域を超えている。だが、最後までやらない予感がした。
続いて、キャンペーンで値下げされた大作CHAOS RINGSを購入する。なるほど。グラフィックのクオリティはDSを軽く超えている。だが、最後までやる気がしなかった。
私はiPhoneで大作ゲームを最後までやりきった事がないのだ。ファイナルファンタジーもそう。わかっているのに購入してしまうこの悲しい性を、なんとかしたいものだ。
さて。私の癖の話は置いておき、熱中する新たなゲームの話に戻る。この三日間でどれだけ散財したのだろう。もう最後にしたい。そう決意して発掘したのがOrions2というカードバトルゲーム。
販売元は、iDraculaやDefender Chroniclesと同じChillingo。製作元も同じMOREGAMES。これは必ずやり込める。そう意気込んで購入した。だが、ゲームシステムが難しく、カードの特性が英語で分かりづらい。またもや投げ出そうとした。
そんな矢先に、最高の記事に出会う。若かりし頃のappbank氏が書いた記事だ。Orions1のシステムを細かく解説したレビュー。「自分で紹介するゲームで後悔して欲しくない。」そんな熱い思いと責任感が伝わってくる素晴らしい記事だ。レビュアーとしてのプロ意識がある。だからこそ今のAppBankがあるのだろう。
この記事と、リンク先の日本語訳を読み込んだ。これでOrionsを楽しめる。意気揚々とゲームに戻る。確かにバトルでは勝てるようになった。だが、どうもしっくりこない。陣地の取り合いが地味で、爽快感がない。カードの特性を理解しないと戦略が立てられないのに、カードの英語を読解するのが億劫というジレンマ。非常に惜しいゲームだ。
Orionsもダメだった。いよいよ追い込まれる。私にはゲームを選ぶセンスがない。発掘するためのアンテナが腐蝕している。そんな絶望感に襲われていた時、一筋の光りが差す。Vampire Rush HDというiPadゲームの記事が目に留まった。救世主Toshism氏の記事だ。
販売元はChillingo。ゲームシステムは簡単。ゴールドを貯めてナイトのレベルを上げる。自由に動かして敵をザクザク切り刻む。要所にタワーを設置して、敵を遅らせて襲撃する。キャンペーンモードとサバイバルモードがある。ステージごとにクリアランクがあり、コンプリートも楽しめる。
iDraculaとDefender Chroniclesをデフォルメしたような、中毒性の高いゲームだ。
ステージ1から3までは難なくクリア。私もタワーディフェンスが得意なのだ。
だが、Toshism氏と同じくステージ4で行き詰まる。2回やったがクリアできない。
もう少し工夫すれば攻略できるのに、あと少しだけ知恵が足りない。
この行き詰まり感がとても心地いい。
冒頭のスクリーンショット。まだ銀と銅のメダルしかない。条件をクリアするとランクが上がるようだ。
金のメダルでマップを埋め尽くした先に、何があるのだろう。
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