ジョブズの右腕だったジョナサン・アイブ
10/24に発売されるステーブ・ジョブズの伝記『Steve Jobs: The Exclusive Biography』に、ジョナサン・アイブについての一節があるそうだ。ジョブズがアップルの製品をデザインする上で、最も信頼を寄せていたパートナー。それがアイブだ。
ジョナサン・アイブは、1967年にロンドンで生まれた。教師だった父親に育てられ、ノーザンブリア大学を卒業後、インダストリアルデザインを学んだ。その後ロンドンのデザイン会社で働き、1992年にアメリカ合衆国へ移住した 。アップルで働くためだ。
アップルに入ったアイブは、初代iMacから、MacBook、iPod、iPhoneと、主要製品すべてのデザインを担当した。
アメリカインダストリアルデザイナー協会のIndustrial Design Excellence Award、デザイン業界への貢献を讃えられた大英帝国勲章、Fast Companyによる100 Most Creative People In Businessなど、数々の賞も受賞している。
現在アイブは、 アップルのインダストリアルデザイングループ担当上級副社長だ。
「今のマウスを見れば、これ以上シンプルにするのは無理だと思うでしょう。しかし、単にシンプルなものから、本当に洗練されたものへと、そぎ落としていく過程が、私は好きなのです」
「すばらしいデザインとは、初めて触る瞬間でも直感的にその操作方法がわかり、それ以外の使用法こそ逆に思いつかないように見えるもの。一見デザインされていないようにさえ見えるデザイン。」
一時は「母国に戻りたがっている」という噂も流れたが、主を亡くした右腕は、いま何を思うのだろう。アイブさえいれば、アップルはこれからも美しい製品を提供してくれるはずだ。
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