世界で最も読ませる雑誌『WIRED VOL.2』発売
世界で最も影響力のあるテクノロジー雑誌『WIRED VOL.2』が本日発売された。日本語版WIREDが創刊されたのは1994年11月で、1998年11月の45号を最後に休刊となった。その後はWEB版「Hotwired Japan」から「WIRED VISION」へと引き継がれ、現在の「WIRED.jp」に至る。雑誌『WIRED VOL.1』が再創刊されたのは今年の6月。WIREDは面白い。ドラマチックなタイトルに好奇心をくすぐられ、未知の発見に驚かされる。それぞれの記事が作品として完成している。「読む」雑誌を買ったのは久しぶりだ。
[WIRED VOL.2 Amazon] [WIRED VOL.1 PDF]
2011年、生命科学における3大ニュース
1. 第3世代DNAシーケンサーの登場
2. 夢の可視化への第一歩
3. 医療品設計の最前線
Steve Jobs 1955-2011
『死までもがあたらしい』。他の訃報と同じように僕はTwitterでスティーブ・ジョブズの訃報を知った。そのときの反応はすごく印象的だった。こんなに「波のように広がる」悲しみを見たことがない。いわゆるスターの死とは異質の、すごく親密でしかし中心のない悲しみがただただ長い時間漂っていた。(渋谷慶一郎)
電子デヴァイスは、新しい「ストーリー」を生むか
文章でストーリーを読むこと。電子だろうが紙だろうが海外雑誌の魅力はいまなおここにある。アプリのインターフェイスやインタラクティヴな機能がいくらカッコよくても雑誌を買い続ける動機にはならない。あるストーリーを「読む」価値があると思うからお金を払うのだ。(中略) 残念ながら日本では、こうしたストーリーにお目にかかる機会がめっきり少なくなってしまった。雑誌も本も「物語」ではなく「情報」を扱うメディアになってしまったからだ。雑誌だけではない。ある時期から、あらゆるメディアがひたすらカタログ化の一途をたどった。