今年はこの映画が面白かった #2012movie

今年の初めに『忘れるにまかせるということ』という記事を書いた。観た映画のタイトルを記録して思い出すのではなく、記憶に残っている映画こそ、自分にとって価値のあるものではないか。そんな主旨の記事だ。

一週間ほど前に#2012movieのテーマを思いついたが、今年観たタイトルがなかなか思い出せなかった。やはり記録するべきだったか。一瞬だけ後悔したが、毎日映画のことを考えていたら徐々に記憶がよみがえってきた。川端康成が言いたかったのは、そういう事なのかもしれない。

ドライヴ

冒頭の車のシーンで引き込まれる。映画を観ながらドキドキしたのは久しぶりだ。カメラのアングルがカッコいいし、ドラゴンのジャンパーを着た主人公はクールだし、ショートボブの人妻が可愛い。
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ダークナイト

バットマンはいかにもアメコミという感じがして毛嫌いしていたが、ダークナイトで見方が変わった。車やバイクなどの特撮映像もいいが、バットマンとジョーカー、警察と検事の人間模様が深く描かれていて、ストーリーに重厚感がある。今年公開されたダークナイト・ライジングより、こちらのほうが面白い。
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THIS IS IT

マイケル・ジャクソンが亡くなる直前まで行っていたコンサートのリハーサル映像。歌と演奏、ダンスと演劇が見事に融合した最高のステージ。エンターテイメントに満ちたこの舞台を生で観る事ができたら、どれだけ幸せだっただろう。同名の曲も感慨深い。
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モールス

映像が静かで淡々としている。そのおかげで、日常の生活の中にヴァンパイアがいて当たり前のような気がしてくる。幼い少女と少年の、悲しくも心温まる物語。ただのホラー映画ではない。
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告白

松たか子の演技力はすごい。教室で生徒に告白するシーンは鳥肌ものだ。親の愛情を奪われた時の狂気。爆発の演出が少々過剰な気もしたが、間違いなく日本を代表するサイコ映画だ。
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麒麟の翼

東野圭吾はミステリーに物語をつけるのが本当にうまい。容疑者Xの献身もそうだが、殺人に悲しく切ないストーリーが織り込まれている。百夜行の堀北真希も可愛いかったが、麒麟の翼の阿部寛もキュートだった。ん？
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ゴールデンスランバー

私にとっての新垣結衣である@spring_maoちゃんに教えてもらった映画。これをきっかけに伊坂幸太郎の小説を読み始めた。伊坂幸太郎の物語はラストが爽快だ。長い物語を最後のワンセンテンスでまとめて、読者と観客に余韻を与える。今年観た中で一番印象に残っている映画は、このゴールデンスランバーだ。
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これらは2012年に公開された映画だけではないが、私にとっては今年出会って印象に残った映画だ。年末年始の連休中に是非観てほしい。

➤ #2012movie（Twitter）

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