無性に料理が食べたくなる映画5選
映画を観ていて無性に料理が食べたくなる事がある。パスタ、ワイン、肉料理、魚料理、スープ、ラーメン、おにぎり、お茶。強面の役者が集まって食べていたり、皿とフォークの当たる音がしたり、厨房で炎と湯気があがったりと、映画は料理の映像だけではなく、シチュエーションや音でも食欲をそそる。
今回は、私が知っている料理が美味しそうな映画を紹介したい。
マフィアに買収を持ちかけられている四つ星イタリア料理店。経営者の父と人気シェフの息子との間には確執がある。クイズ王のバーテンダーや、美術家志望の生意気なウェイトレスなど、様々なキャラクターの店員たちの生き様も交錯して、事態は思わぬ方向に転がってゆく…
ほとんどレストランの中だけで撮影された映画だが、最後まで飽きる事なく観る事ができる。洋梨のロビオーラ、ツナソースパスタ、仔牛のチョップ、ボンゴレのリングイネ、エビのグリル、子牛肉のリゾット添え、トリュフのタリアリーニなどなど。レストラン「ジジーノ」のメニューはどれも美味しそうで、満席のレストランの喧騒と、サスペンスの緊張感が見事に融合した映画だ。
ゴッド・ファーザー
マフィアの世界を克明に描きベストセラーとなったマリオ・プーゾの同名小説をフランシス・コッポラが映画化した一大叙事詩。シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。三男のマイケルはひとり堅気な人生を送ろうとしていたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、彼は報復を決意する。そしてニューヨークは抗争の場と化していった…
強面の人たちが集まって食べる料理は、なぜか美味しそうに見える。中でもゴットファーザーに登場するミートボールのパスタは最高で、映画を観終わってすぐに、パスタとワインを買いに行った記憶がある。
エル・ブリの秘密
料理界の革命児、フェラン・アドリアが料理長を務める、スペインにある三ツ星レストラン「エル・ブリ」は45席のシートに年間200万件の予約希望が殺到する世界一予約のとれないレストラン。本作品は、惜しまれながら2011年7月に閉店した、伝説のレストランの裏側に密着した貴重なドキュメンタリー。
半年間営業して、残りの半年間はメニューを開発するという、独自の営業スタイルをとっていたエル・ブリ。モヒートカイピリーニャ、ゴルゴンゾーラの球体、氷の湖ミント風味などなど。京都の『嵐山吉兆』や『壬生』に影響を受けた料理長フェランは、驚きと感動を与えるためにメニューを考えている。
氷点下54℃。家族が待つ日本までの距離14,000km 究極の単身赴任につく8人の男たち。この過酷な環境に生きる彼らにとっての最大のたのしみ―それは食事だった。ユーモアたっぷりのヒューマンドラマの傑作。
南極基地での料理担当は堺雅人。とん汁、ローストビーフ、エビチリ、マーボーなす、ワイン、フォアグラ、エビフライ、ラーメン。隔離された過酷な土地で食べる日本食は、やたらと美味しく見える。
フィンランドのヘルシンキで日本食堂を経営しているサチエは、図書館で知り合ったミドリを食堂のスタッフに迎える。お客は、日本アニメおたくの青年しかいない店にボチボチ人が集まるように。悩みをかかえたフィンランド人、荷物が出てこなくなって困っている日本人など、個性的なお客さんたちが、かもめ食堂に集まり、サチエたちの温かな心がこもった料理でなごやかな気持ちになっていく…
豚のショウガ焼き、とんかつ、鶏のから揚げ、焼き鮭、肉じゃが、そしておにぎり。かもめ食堂で作られる日本食はどれも美味しそう。出演者の絡み合いが楽しく、笑いあり、涙ありの心温まる映画だ。
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