自分の限界を突破するための本 6選



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なぜ本を読むのかと聞かれたら、自分の限界を突破するためだと答える。それまで未知だったものが既知になった瞬間、世界は広がる。

自分の糧にならないと思い、途中で読むのをやめる本がある。逆に、読み終えると興奮して、身体が沸き立つような本がある。

今年読んだ本の中で、刺激を受けた6冊を紹介したい。




20131205233600レトリック感覚

修辞技法の本。人を文章で説得させるには、理屈をこねるより魅惑したほうがいい。直喩、隠喩、列挙法、緩叙法。技法を知っているのと知らないのとでは、大きな違いがある。文章の中に一つでも光る表現があると、読者はそこに惹かれる。

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20131205233558アインシュタイン丸かじり

アインシュタインは言う「空想は知識より重要である。知識には限界があるが、想像力は世界を包み込む。」と。だが、その並外れた想像力により「E=mc²」の方程式が発見され、同時に原子爆弾が生まれた。親日派アインシュタインは、日本に原爆が投下された事を知った瞬間、悲嘆の叫び声を上げたそうだ。

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20131205233601シュレディンガーの哲学する猫

ウィトゲンシュタインは言う、「私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する。語りえぬものについては、沈黙しなければならない。」と。私達は自分が知っている言葉とその組み合わせでしか、思いを表現する事ができない。『シュレディンガーの哲学する猫』は、そんな言葉の限界を突破するための道しるべとなる。

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20131205233602ラソンは毎日走っても完走できない

子供がいると自分の時間があまりない。短い時間ではマラソンの練習ができない。そう決めつけていたのだが、小出監督はノーと言う。例えばジョギング200m→全力400mのインターバル走。これを30分続けるだけでもトレーニングになると言う。必要なのは身体と心拍に負荷をかける事。インターバル走とビルドアップ走を繰り返す事で、実際にタイムが上がった。

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20131205233603松岡正剛の書棚

東京丸の内にある丸善の一角に、松丸本舗という書店があった。通常の書店と違い、松丸本舗の書棚はジャンルの壁を越えていた。時には年代を縦に追い、時には年代を横に切り取って思想を追う。知の巨人と言われる松岡正剛だからこそ成し得た仕事だ。2012年、松丸本舗は惜しまれつつ閉店した。『松岡正剛の書棚』は、その跡地のような存在だ。

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20131205233559森田療法

心悸亢進発作、卒倒恐怖、眩暈発作、腹痛発作、赤面恐怖、体臭恐怖、疾病恐怖、不潔恐怖、雑念恐怖、過失恐怖、書痙など、誰でも一度は経験する症状だが、それに固執すると神経症になる。症状に囚われず、あるがまま受け入れる事で、日常の目的が達成できる。神経質症で悩んでいる人に限らず、生き方に迷っている人にも読んで欲しい本。

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本の世界は広大で、自分にとって価値ある一冊を探すのは難しい。ここで紹介した本が、あなたの道しるべになると嬉しい。


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