製品の先にあるもの『abicase for iPhone 6』
2年ほど前から、@abiphoneabさんの革ケースを愛用している。iPhoneは裸で持つと滑るが、革のケースをつけると安心だ。使っているうちに手にフィットするし、落としても衝撃から守ってくれる。
先日、iPhone 6を入手したので新しいabicaseを買おうと思っていたら、嬉しい知らせがきた。
なんと私のモデルを作ってくれたのだ。ドットで遊べるタイプは、まだ市販を始めたばかりとのこと。家に届いた時はこのように、RyoAnnaの「R」を配置したデザインだったが、人から絵柄の意味を聞かれ、説明するのが少々恥ずかしかったので冒頭の写真のように替えた。
このドット替えが意外と楽しい。レゴブロックと同じような面白さがあり、自分で考えてオリジナルのケースを作ることができる。最初に写真で見たときは、ドットが抜け落ちるのではないかと心配していたが、穴のサイズとフィットしているので問題なかった。
革はタンニンで鞣されたサドルレザーで、縫い目は変わらず丁寧だ。革はまだ硬いが、使っているうちに柔らかくなる。こちらは2年使ったウォレットタイプ。質感が伝わるはずだ。
日本でiPhoneが発売されてから今年で6年になる。私を含め、当初はよくiPhoneの記事を書いていたブロガーも、今はあまり書いていない。自覚しているにせよ無自覚にせよ、やはりターニングポイントになったのはジョブズの死だろう。製品の向こうにいた大きな存在を失い、無条件で愛を注ぐことができなくなったのだ。
abicaseの向こうには、愛を注げる作者がいる。ユーザーのニーズをつかみつつ、同時に強いこだわりを持つ作者。Twitterで@abiphoneabさんを見ると、猫とジョギングのツイートばかりしているが、そのしつこさに製品へのこだわりが隠れている。冗談だと思うかもしれないが、半分本当だ。
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