花が教えてくれること

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休日の犬の散歩は私の役目で、毎週欠かさず連れて出かけている。最近はカメラも一緒に持ち歩いているのだが、(アイコン的に)顔に似合わず花の写真を撮るのが好きだ。

花は色々なことを教えてくれる。

まず季節。私が写真を撮り始めたのは5月で、紫色のラベンダーが綺麗だった。20℃前後の気温で咲く花で、北海道の富良野では7月が開花時期だが、名古屋はもう咲いていない。6月に見頃だった紫陽花やアパカンザスも枯れ始めている。花は季節の移り変わりを教えてくれる。


Lavender


次に方角。写真にもってこいの背景が見つかっても、花がこちらを向いていないことがある。そんな時は方角を確認してみるといい。花はだいたい南を向いている。太陽の光で光合成するのは葉だが、遮るものがない限り花も南を向く。花には花の都合があるのだ。


紫陽花


そして生命の神秘。動物は雄と雌が交尾することで子孫を残すが、花も同じように雄しべと雌しべがあり、受粉して子孫を残す。花の開花は動物でいうところの発情期で、昆虫などの媒介者を引き寄せ、より多くの子孫を残そうする。花も生きているのだ。


Female


花の命は短い。昨日満開だった花が、翌日には枯れている。そうかと思うと新たな蕾が膨らみ、再び咲き始める。人の情熱も咲いては枯れるが、私のカメラ熱は当分枯れそうにない。

カメラ熱、再燃 - #RyoAnnaBlog