美しき箱庭、虎渓山永保寺
先週の休日、岐阜県多治見市にある虎渓山永保寺に足を運んだ。訪れたのは今回が初めて。庭内に入った瞬間、たちまちファンになってしまった。
虎渓山永保寺(こけいざんえいほうじ)は鎌倉時代から続く禅寺。下の写真は本堂で、2003年に火災で焼失したものの4年後には再建されたそうだ。
冒頭の写真が国宝観音堂。檜の樹脂を使った檜皮葺(ひわだぶき)が見事で、屋根の先端の反りと均整のとれたデザインに思わず見惚れてしまう。
こちらは樹齢700年の大銀杏。秋になると紅葉が綺麗だそうだ。
こちらは鐘楼。四方八方からせり出す龍の彫刻が印象的だ。
こちらは鐘楼前の屏風。虎渓山の名前は、中国蘆山の虎渓の風景が由来になっているそうだ。
鐘楼の前でダルマのおみくじを購入した。なんとなく紐を引くのがもったいなくて、そのまま家に持って帰ってしまった。どうしたものか。
こちらは無際橋と六角堂。
こちらは国の指定文化財になっている名勝庭園。
こちらは保寿院の蓮の道。
永保寺の奥には土岐川が流れており、手前の庭園にはベンチがあるので休憩することもできる。
永保寺は、神宮のように広い敷地に寺院が点在しているのではなく、狭い敷地に凝縮されている。
喩えが失礼かもしれないが、まるで箱庭のような美しさがある。一歩足を踏み入れると、異世界の景色に思わず息を呑む。
夏の暑さも涼むほど、静かな時間を過ごすことができる。
東海地方にお住まいの方は是非一度訪れて欲しい。日頃の喧騒を忘れることができるはずだ。
➤ Canon EOS 6D / SIGMA 50mm F1.4 / Canon EF20mm F2.8 / TAMRON 90mm F2.8