鮮やかなグラデーションに息をのむ、徳川園の紅葉
徳川園の紅葉は格別だ。赤いモミジや黄色のヤマハゼが、橋や小道の間に計算されて配置されている。自然の紅葉とは違った人工美。この光景を見て思い浮かんだのは黄金比だ。
黄金比とは、一本の線を二つの切片に分けた時、全体と長い切片の比が、長い切片と短い切片の比と一致する比率を指す。近似値は 1 対 1.618 で、写真の三分割法より少し内側にラインが引かれる。偶然かもしれないが、徳川園を散策して思わずレンズを向けたのは、そんな光景が多かった。
徳川園は、名古屋市が尾張徳川家から寄付を受け1932年に公開された。1945年に第二次世界大戦で大部分を消失したものの、2004年にリニューアルされ日本庭園として復活した。(オフィシャルサイト抜粋)
今回アップした写真は12月4日に撮影したもの。徳川園の紅葉祭りは12月11日まで開催されている。東海地方にお住まいの方はぜひ足を運んで欲しい。色鮮やかなグラデーションに、思わず息をのむはずだ。