岡崎城と大樹寺のビスタラインに浪漫を感じて

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六名の歓楽街を後にして、もう一つの目的地である岡崎城に向かった。岡崎は何度か車で通ったことはあるが、観光するのは今回が初めてだ。


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徳川家康の生地である岡崎城は完全に再建された城で、そのせいか、街の中に突然現れる。私が生まれ育った犬山の城は高台にあるため、近づくと気配を感じるのだが、岡崎城はすっと姿を見せるのだ。


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岡崎城は街に溶け込んでいることもあり、観光客や市民との距離が近いように感じた。近代化された都市の歴史シンボル。この日はイベントがあったようで、大勢の人で賑わっていた。


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岡崎城を観覧した後、3kmほど離れた大樹寺に向かった。大樹寺は1400年代に建てられた寺で、「家康生誕の地を望めるように」という家光の配慮で、岡崎城が見えるように門が配置された。

下の写真は、岡崎城の望遠鏡で大樹寺の門をフレームに入れたもの。


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上の写真は、大樹寺の門から岡崎城をフレームに入れたもの。手前が大樹寺の門前で、奥が小学校の門。奥の門の中で、右上に小さく写っているのが岡崎城だ。


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岡崎市はこれをビスタラインと名付け、ライン上に金属鋲を92箇所設置して眺望を守っている。法や条例による規制はないため、ライン上で生活する市民が自ら配慮して守ってきたそうだ。


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岡崎市はいい。ショッピングモールが多くて不便がないし、図書館も整備されていて懐の深さがある。そしてなにより、ビスタラインに浪漫がある。ここに住んでいるロンスタさんが勧めるのも頷ける。城のある街が少し羨ましかった。


撮影カメラ