瀬戸大正池の枯れ立ち木
日の出の時間が随分早くなった。正月に伊良湖岬へ行ったときは7時だったのに、今は5時。お陰で寝坊してしまい、現地に着いたら太陽がこちらを覗いていた。
訪れたのは、jun77770さんのブログで知った海上砂防池(かいしょさぼういけ)。愛知県瀬戸市の海上の森にある池で、4月から10月の間の農繁期だけ水が張られる。長野県の大正池のように、枯れ木が立ったまま沈んでいるため瀬戸大正池と呼ばれている。
池や湖は、湯気のように霧が立ち上がることがある。雲のない夜は放射冷却によって空気が冷たくなる。空気が冷たくなると水面の暖かい水蒸気が冷えて霧になる。秋から春まで発生する現象で、この日は少しだけ霧が出ていた。
FUJIFILMのX100Fを購入して2ヶ月ほど経つが、初めて三脚を使った。今回アップした写真はF値5.6〜16で撮影したもの。絞ると絵が引き締まる。X100Fはスナップだけでなく、風景の撮影でも使えそうだ。
それにしても早朝の空気は凛として気持ちいい。眠っていた山も、陽が射すと呼吸を始める。日の出前に到着していれば、池の霧がもっと濃かったのだろうか。冬は気嵐も発生するかもしれない。だが、冬の農閑期は水が抜かれる。瀬戸大正池のジレンマだ。
撮影機材
- FUJIFILM X100F(カメラ)
- FUJIFILM NP-W126S(予備バッテリー)
- NATIONAL GEOGRAPHIC(カメラケース)
- ARUNUVO(カメラストラップ)
- SLIK 500G-7(三脚)
撮影地