音楽と記憶のつながり
今から18年前。私は東京に住んでいて、友人が住む下北沢によく遊びに行った。当時の私はとにかく洋楽が好きで、下北沢に来る度にディスクユニオンで中古のCDを漁っていた。友人は流行りの邦楽を聴くタイプで、家に行くとコンポから宇多田ヒカルやDragon Ashが流れていた。私は「これならBECKとBrandyのほうがいいでしょ」と通ぶっていたのだが、結局、記憶に深く染みついたのは『Automatic』と『I ♥ Hip Hop』だった。今でも友人のことを考えるとこの曲を思い出すし、この曲を聴くと友人と下北沢を思い出す。今回アップした写真は久しぶりに下北沢を訪れて撮ったもの。おかげで最近、この二曲が脳内で流れ続けている。音楽は感情と景色を強く結びつける。記憶のシナプスだ。
撮影カメラ
撮影地