iPhoneのSafariを5秒でサクサクにする方法


今年の6月末にiPhone4を購入して、一番感動したのはSafariの表示スピードだ。iPhone3Gからの乗り換えだったから余計に速く感じた。それが、最近になってどうもモッサリしてきた。起動後の表示が遅いし、タブ切り替えにも時間がかかる。

最初はDISKの空き容量に問題があると思った。キャッシュするスペースがなくなり、自転車操業のように空きブロックを見つけに行くから遅いのではないかと。

私のiPhoneは16GBモデルで、DISKの内訳は、音楽3.4G、ビデオ2.5G、写真3.1G、App4.2G、ブック0.01G、その他0.52Gだった。空き容量が500MBぐらいしかなかったのだ。そこで、手っ取り早くビデオを消す事にした。ビデオに何が入っていたかというと、「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society」と「カウボーイビバップ 天国の扉」と「新世紀エヴァンゲリオン 新劇場版 序」だ。どれも劇場版で、私のバイブルである。ただ、iPhoneで観た事はほとんどなかった。なんとなくiPhoneの中にコレクションしておきたかっただけだ。

そして後ろ髪を引かれる思いでビデオを消した。でもSafariのモッサリ感は改善されなかった。

余談だが、これからiPhone4を購入する方には32GBモデルをおすすめする。以前の機種と比べて画素数が増えて写真のサイズが大きくなっているし、撮影したビデオは意外と場所をとる。マメにデータを消すのが面倒だという人は、32GBモデルにしたほうが無難だろう。

話を戻す。Safariがモッサリする原因として、次に考えたのはメモリの圧迫だ。聞くところによると、マルチタスクで起動したアプリは、メモリを使い果たすまでずっと裏で待機しているらしい。ホーム画面の下に出てくる履歴は、無限にたまるのではなく、メモリの空きがなくなったら、古いものから自動的に終了されるらしいのだ。そこでこのTipsを利用した。→Apr.Foolism: iOS4のモッサリ感をあっという間に解消する裏技![iPhone]

ファミコン高橋名人を思い出しながらボタンを連打した。それでもSafariは速くならなかった。

ほとんど諦めかけていたのだが、今朝、設定画面にSafariの何かを消す項目があったことを思い出した。下の画面の3つの項目だ。これらを実行する事でSafariの動きが見違えるほど速くなった。5秒で解決した。

Safariが重くなったと感じたら試して欲しい。iPhone購入当初の軽快さが甦るはずだ。Cookieやキャッシュについては詳しくないので、具体的に何が消されているのかは分からないが、弊害は少ないはずだ。サイトにログインする時のユーザー名やパスワードを入力し直す必要があるぐらいで、なかには記憶されているサイトもある。

このTipsは誰にでも有効という訳ではない。Safariの利用頻度にもよるし、どんなサイトを見ているかにもよると思う。私のSafariに何がキャッシュされていたのかは分からないが、思いあたるふしはある。


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