Life-エッセイ

批判的読書

来年春に情報処理安全確保支援士の試験を受けるため、最近はもっぱらセキュリティ関連の本を読み、過去問を繰り返し解いている。この試験の問題文は本当に良くできている。トラブルの発生状況が丁寧に説明されているため、問題文を読むことで事例を知り、実…

黄金色の朝

娘が高校に上がり、電車で通学するようになった。駅までは自転車で行くことになっているのだが、何かと理由をつけられ、学校まで車で送ることがある。学校までは車で往復40分。それほど遠いわけではないが、1日24時間の中の40分と考えると、無駄な時間に感じ…

集合知

知識欲がふつふつと復活してきた。ただ、前回書いたように、今はネットワークとセキュリティの本を読んでいるので、他のジャンルの本を読む時間はない。そこで、動画を活用することにした。ベッドに入ってから寝るまでの時間を利用して、YouTubeなどの動画サ…

スペシャリスト

スペシャリストになりたい。最初にそう思ったのは小学生の頃で、当時はマラドーナに憧れてプロのサッカー選手になりたかった。小・中・高とサッカーを続けたが、たいした努力もせず、ぼんやりと日々を送り、夢はあっけなく終わった。高校と大学では音楽に目…

藤井聡太くん

あいみょん

King Gnu

ささしまライブ

近況

SUUMOに名古屋の記事を寄稿

それでもW杯で日本代表に期待する

ワールドカップの初戦が迫ってきた。日本は6月19日のコロンビア戦を皮切りに、25日にセネガル、28日にポーランドと対戦する。直前に監督が解任され、不安定なまま本戦に臨む日本。私の脳裏には既に、地味な失点を続けて全敗するイメージが浮かんでいる。 た…

写真雑誌『FOUR-D』への寄稿

文体が生まれるまで

最近写真のことばかり考えていたので、息抜きに映画を観た。選んだのは邦画の『セトウツミ』。目当ては菅田将暉だったが、印象に残ったのはもう一人の主演、池松壮亮だった。 この映画は、菅田将暉と池松壮亮の会話で構成されている。私が好きな中条あやみも…

予感

悠久の時 - 琵琶湖の浮御堂

大地の息づかい

緯度と彩度

御嶽自然湖の立ち枯れに想う

徳山湖の枯れ立ち木に想う

両親

花火をいつまでも

男子と男子が手を繋ぐということ

下北沢で写真を撮っていたら、異質な光景を目にした。高校生の男子と男子が手を繋いで歩いていたのだ。連れの二人も特に気にしていない様子だったので、おそらく公認なのだろう。時代が変わったんだなというのが、最初の印象だった。

路地裏に惹かれる理由、京都先斗町

路地に惹かれる。それも道幅が極端に狭く、飲食店が密集している繁華街の路地だ。

小宇宙

時代をつなぐ写真

名古屋の街中で、材木工場の跡地を見つけた。場所は矢場町の近く。木の壁にチョークで「煙突 塵 芥焼 取替 4.2.17 修理」と書いてあった。おそらく平成4年のことだ。

クロノスタシス

クロノスタシスとは、アナログ時計の秒針が止まって見えるあの現象のこと。人の眼球は小刻みに振動しているため、生の映像はブレている。そのブレを補正して、ノイズを除去しているのは脳の機能だ。

厚労省様様

先週の土曜日に健康診断を受けに行った。場所は名古屋駅の近くにあるクリニック。昨年も同じところで受診したのだが、フロアの雰囲気がゴージャスで、ソファに座ると窓から高層ビル群を見下ろせるところが気に入っている。名前を呼ばれ、血液検査から始めた…

青春を置き去りにした街 - 犬山

私は4歳の頃、愛知県の犬山市に引っ越してきた。当時の記憶も薄っすら残っていて、母親が乗っている自転車が倒れて荷台から放り出されたり、帽子の中に隠していた小銭をトイレに落として怒られたり、幼稚園の先生の胸を触ったり、そんな他愛もない記憶だ。

竹島の風景、私の風景

子供が中学に上がると休日も部活があり、家族で出かける機会が少なくなる。おかげでこうしてブログを書く時間ができるわけだが、心境はなかなか複雑だ。抱っこしてベッドまで運び、一緒に寝るような子供はもう家にはいない。

人生の舵を切るとき - 映画『星の旅人たち』を観て

私の父は公務員で、毎日夜遅く帰ってきて、休日も家で仕事をしていた。気分転換は晩酌ぐらいのようで、そんな人生は楽しいのだろうかと、子供ながら疑問に思っていた。 そんな父を見て育ったせいか、私は大学を出ても就職せず、何年かアルバイトをしていた。…