子供が中学に上がると休日も部活があり、家族で出かける機会が少なくなる。おかげでこうしてブログを書く時間ができるわけだが、心境はなかなか複雑だ。抱っこしてベッドまで運び、一緒に寝るような子供はもう家にはいない。
この日は珍しく子供の部活がなかったため、家族で竹島を訪れた。竹島といっても韓国と領有権を争っている竹島ではなく、愛知県蒲郡市の南端にある竹島だ。アクセスはこちら。
竹島には、長さ400メートルの橋を歩いて渡る。島全域が八百富神社の境内になっていて、この日は休日ということもあり大勢の観光客が参拝していた。
竹島の周囲は680メートルあり、島の周りを散策できるようになっている。この日は風が強く、家族が疲れていたため散策は断念したが、それでも竹島の風景は満喫できた。
海はいい。水平線を眺めていると気持ちが穏やかになる。高い展望台から風景を見るときと同じように、自分の小ささと大きさを同時に感じる。
何かで読んだことがあるのだが、世の中の典型的な父親は、携帯電話の待ち受け画面がこう変わるそうだ。最初は彼女から奥さんに。次は奥さんから子供に。最後は子供から犬に。
ブログにアップしている写真を見ると、私も同じ道を歩いているようだ。チコがいなくなったとき、この風景はどう変わるのだろう。
撮影カメラ