2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

製品の先にあるもの『abicase for iPhone 6』

2年ほど前から、@abiphoneabさんの革ケースを愛用している。iPhoneは裸で持つと滑るが、革のケースをつけると安心だ。使っているうちに手にフィットするし、落としても衝撃から守ってくれる。

世界との関わり方が変わる10冊 #2014

優れた本には、世界との関わり方を変える力がある。流行を追うのではなく、物事の本質をつかむことができる本。読み終えると世界の見方が変わり、目の前に道が開ける本。そんな本に出会うと、自分の可能性が広がることを感じる。今回は、数学・科学・デザイ…

『重力とは何か』が名著である理由

世の中には名著と言われる本が沢山あるが、誰かに勧められて読んでもピンとこないことがある。小説だったらオチが面白くなかったり、ビジネス書だったら中身がスカスカだったりと理由は様々だが、学術書の場合は難解さが理由の一つだ。難解だと感じる原因は…

本はすごい『昆虫はすごい』

光分社の新刊『昆虫はすごい』を読んだ。著者は九州大学総合研究博物館の丸山博士。博士の専門は昆虫の多様性だが、本書では昆虫全般の生物学的な面白さを分かりやすく語ってくれる。例えば、毒針の麻酔で獲物を長期保存するハチ、菌の畑を作って農業するキ…

明快な文章を書く技法『理科系の作文技術』

明快な文章とは切れ味のよい文章だ。要点が簡潔にまとめられ、研ぎ澄まされた文章。読み進めるだけでスッと頭に入ってくる文章。そんな文章を書くヒントが、理科系の論文にあった。『理科系の作文技術』は、木下是雄教授が若い研究者向けに書いた本。事実と…

動物を飼う前に読むべき本『ソロモンの指環』

動物行動学の理論を勉強するつもりで本書を購入したが、いい意味で期待を裏切られた。書かれていたのはコンラート・ローレンツ博士の日常生活だった。ガン、カラス、オウム、イヌ、ネコ、ハムスター、魚など、様々な動物と暮らす博士の、愛に満ちた観察日誌…