大地の息づかい

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寒い日の朝、玄関のドアを開けて外に出ると、吐く息が白くなる。息の中の水蒸気が冷えて、水滴に変わるからだが、これと同じ現象が地球の大地でも起きている。地中の熱が上空に放出されると、地表の空気が冷えて水蒸気が飽和する。飽和した水蒸気は水滴になり、やがて霧が発生する。霧の中にいると分からないが、山に登って俯瞰すると気づく。地表の霧は、大地の息づかいなのだ。


撮影地


撮影機材