集合知

知識欲がふつふつと復活してきた。ただ、前回書いたように、今はネットワークとセキュリティの本を読んでいるので、他のジャンルの本を読む時間はない。そこで、動画を活用することにした。

ベッドに入ってから寝るまでの時間を利用して、YouTubeなどの動画サービスでドキュメンタリーを観る。検索するキーワードは宇宙、数学、生物、自然など。探せば良質な動画がチラホラ見つかる。

先日、Netflixで「計算が導く予測」というドキュメンタリーを見つけた。気象予測や進路選択など、統計学を利用した未来予測の話だ。そこで登場する「集合知」と呼ばれる概念が気になった。

集合知とは、多数の答えを集めることで正解を導く概念だ。例えば、瓶の中に入っている小さな玉の数を当てるゲーム。一人では正解を出せないが、千人の答えを平均すると、不思議と正解に近づく。

個の知性では解決できない問題が、集団の知性では解決する。どこか神秘的な魅力を感じるが、同時に不気味さも感じる。集団の平均はなぜ正くなるのか。何かのバイアスがかかっているのではないか。