2017-11-16 御嶽自然湖の立ち枯れに想う Photo Photo-XPro2 Photo-XF16_55mmF2.8 Photo-撮影スポット Life-エッセイ 御嶽山と聞いて最初に思い浮かぶのは2014年の噴火だが、30年前の1984年にも自然災害があった。それは長野県西部地震で、山のふもとの王滝村では14人の死者が出た。 震度6の烈震は御嶽山の南面をえぐり、王滝川に土砂が流れ込んだ。土砂は川をせき止め、あふれた水が森を飲み込み、そこに湖ができた。 樹木は水に沈むと窒息して枯れるが、30年以上経っても枯れたまま立っていることがある。それが今回撮影した御嶽自然湖の立ち枯れだ。 人と木はどこか似ている。自然の猛威に無力で、あっけなく命を奪われるが、それでも立ち上がって生きていく。立ち枯れには、そんな儚さと逞しさを感じる。 撮影地 おんたけ湖・自然湖 | おんたけ王滝村 撮影カメラ FUJIFILM X-Pro2(ボディ) FUJIFILM XF16-55mm F2.8(レンズ) Kenko ND32(フィルタ) NATIONAL GEOGRAPHIC(バッグ) ARUNUVO(ストラップ) Manfrotto Befree(三脚)