自分に足りないものが見つかる本『デザイン思考が世界を変える』

20140522214927私はマインドマップが苦手だ。吹き出しや矢印が四方八方に配置されていると、どこから見ればよいのか分からず混乱する。要素の繋がりがはっきりせず、言いたいことが頭に入ってこない。マインドマップを見るのが苦手だから作るのも苦手で、本の目次のように1から10まで順序よく並んでいるほうがすっきりする。

デザイン思考が世界を変える』は、目次の代わりにマインドマップが最初に登場する。目次もあるが、マインドマップこそ全体を直感的に理解し、最適な表現方法を模索するのに都合がいいと著者は言う。

著者はIDEOの社長ティム・ブラウン。IDEOアメリカに本拠地を置くデザインコンサルタント会社で、アップルのマウスなど画期的なプロダクトをデザインしてきた。マイクロソフトペプシなどの大企業だけでなく、医療機関や銀行、政府も顧客に抱え、製品だけではなくサービスもデザインする。

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