iPhone標準アプリ概説
予想以上にiPhone4の人気が高く、ソフトバンクが予約を停止したらしい。新型を入手するために、旧型の購入を控えていた方が多くいたように思う。
今回はiPhoneを初めて使う方や、購入を迷っている方のために標準アプリの概要を説明したい。リリース前のOS4のアプリについては説明できないが、問題はないだろう。ハードやOSが進化してもiPhoneの本質は変わらないからだ。
iPhoneの気持ち良さは普遍的だ。
SMS/MMS
いわゆるケータイメールのMMSとSMSを送受信するアプリ。会話が吹き出し形式で表示されるため、カジュアルな雰囲気がある。
文字の入力欄が小さいので、長文には向かない。
宛先ごとに画面が分かれている。メッセージを送信してアプリを閉じると、次回起動時に同じ宛先の画面が表示される。この仕様により、宛先を間違える事がしばしばある。人生を狂わせかねないので注意して欲しい。
メール
Gmailやi.softbank.jpなどのメールを管理するアプリ。i.softbankを受信すると下の画面のような通知が表示され、その後にメール本文を受信する。
Gmailは下記のリンク先を参考にExchangeサーバと連携すれば、受信時に音とバッジで知らせてくれる。
電話
電話で気をつけて欲しい事がある。連絡先を編集しようとして番号をタップすると、すぐに発信されてしまうのだ。上司や知人への無意味な連絡は避けたい。
OS4のマルチタスクを利用すれば、Skypeというインターネットを使った電話アプリも使い勝手がよくなる。常に待機させて着信を受ける事ができるからだ。
カレンダー
私はToDoアプリを使っていない。それほど予定がなければ標準のカレンダーで事足りる。設定すれば予定時間に音やバイブで通知してくれる。サイレントにしている場合はポップアップとバイブだけで知らせてくれる。
iPhoneのカレンダーには日本の祝日が表示されない。下記のリンク先を参考にすれば簡単に祝日を追加する事ができる。Googleカレンダーと同期する事も可能だ。
写真
OS3はPCでアルバムを管理する必要がある。Macなら標準のiPhotoで管理できる。私はWindowsの"Adobe Photoshop Album Mini"を使ってiPhoneと同期しているのだが、現在このソフトは提供を終了している。Windows標準のピクチャフォルダを利用して管理する事もできる。
iPhoneは簡単にスクリーンショットも撮る事ができる。画像は自動的にカメラロールに保存される。撮影方法は下記のリンク先を参照して欲しい。
カメラ
iPhone4で画素数がアップするカメラ。操作は簡単なので解説する必要はないが、加速度センサーだけ少し説明したい。本体を横にするとシャッターボタンのカメラマークも横になる。これを分かっていないと、横画面で撮ったつもりの写真が、縦向きに保存される事になるのだ。分かっていてもやってしまうのだが。
iPod
特に解説は必要ないだろう。ジーニアスをONにすると同じジャンルの曲を流し続けてくれる。
OS3まではバックグラウンドで音楽を流す事ができるアプリはiPod以外ほとんどなかった。OS4のマルチタスクにより、インターネットラジオのアプリなどでも、バックグラウンド再生が可能となる。
設定
iPhoneを購入したばかりの方は頻繁に起動する事になるだろう。全ての設定をこのアプリで管理する事ができる。Wi-Fiへの接続もここで管理する。
iPhoneはYahoo!BBの公衆無線LANサービスを無料で利用する事ができる。通常は自動的に接続するはずなのだが、繋がらない事もある。そんな時は"設定"から手動で接続する。
Youtube
Wi-Fi環境なら綺麗な画質で動画を視聴する事ができる。キーワードによる検索や、人気順の並び替えも可能だ。
なかでも関連動画が楽しい。ある動画を視聴すると、それに関連した動画が無数に表示される。私は決定的瞬間やバカデミーが大好きなので、一時期は関連動画を延々と観ていた事があった。
ボイスメモ
録音される音質は悪くない。ただ、容量の大きい音声データはメールで送信する事ができないため、iTunesでPCと同期する必要がある。
このアブリがマルチタスクに対応したらどうなるのか気になる。もしかしたら、再生中の音楽や電話を録音できるかもしれない。
マップ
住所や地名、店名などを検索すれば地図が表示される。GPSで現在地を表示させる事も可能だ。
経路検索も便利で、見知らぬ土地に行った際に活躍するだろう。ピンをドロップする事でブックマークする事ができる。地域によってはストリートビューまで対応している。
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App Store
現在アプリは15万本ほどあるらしい。優秀なアプリの豊富さがiPhoneの魅力の1つだ。
賛否両論あると思うが、Androidと違ってApp Storeはアプリの審査が厳しいらしい。その分、ユーザーにとっては悪意のあるアプリを購入する危険性が低くなる。
意外と使えるのがジーニアスの機能だ。現在インストールされているアプリを解析して、同種の未知なるアプリを紹介してくれる。
OS4ではブックマーク機能が追加されると嬉しい。
Safari
通信環境のある無人島に1つだけアプリを持って行くとしたら、私はSafariを選ぶ。それもApp Storeにある無数のアプリを選択肢に入れての話だ。
Safariは多機能アプリとして使える。
今やほとんどのクラウドサービスやソーシャルネットワーキングサービスがiPhoneのSafariに最適化されている。Twitter、Google Search、Google Reader、Gmail、Evernote、Instapaper、さらにHTML5が普及すればゲームで遊ぶ事もできる。これらはサードパーティのアプリもあるが、すべてSafariで利用できる。
最後に
iPhoneは未知なる体験をもたらすはずだ。広い画面をタップとピンチで操作する快感は何物にも代えがたい。
無数のアプリは日々の生活に変化を与え、コミュニケーションツールとしてのiPhoneは、心の隙間さえ埋めてくれるだろう。
あなたにとってiPhoneが特別な存在となってくれると嬉しい。
今回の記事で、あなたのハートをつかむ事ができただろうか。
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