熱田神宮の杜

本宮(熱田神宮)


先週の土曜日、名古屋で資格試験を受けた後、熱田神宮に写真を撮りに行った。最近手に入れたCanon EOS 6Dを試したかったし、こちらのサイトを見ていたら無性に杜の空気が吸いたくなったのだ。


正門(熱田神宮)


熱田神宮名鉄神宮前駅を出ると目の前にある。歩道橋を渡るとすぐに東門があるが、南へ10分ほど歩いて正門に向かった。初めて訪れる場所は、なんとなく正面から入りたい。


文化殿(熱田神宮)


正門をくぐると、木々に囲まれた道が続く。神宮の凛とした空気と、小石を踏む足音。この感覚を味わいたかった。


宮庁(熱田神宮)


レンズをもっと絞って細部が描写できれば良かったのだが、写真で静かな杜の雰囲気が伝わると嬉しい。


南新宮社(熱田神宮)


本宮に向う途中、楠の巨木の近くに手水舎があった。参拝前に心身を清める場所だ。手前の柄杓にピントを合わせて撮影。ちょうど水が滴り、波紋をとらえることができた。


手水舍(熱田神宮)


そして本宮へ。下の写真が入り口で、冒頭の写真が本宮の門だ。


本宮(熱田神宮)


静かだった。音だけではなく空気も静かだ。長い歴史と大きな器。すべてを許してくれる気がしたのは、最近悪いことをしたからだろうか


授与所(熱田神宮)


長い時間お祈りしている女性がいた。よほどの大事があったのだろうか。ただならぬ雰囲気を感じたのだが、こちらを向いて理由が分かった。お腹が大きかったのだ。


熱田神宮


この日は曇り空だったが、帰り際にようやく太陽が姿を見せ、綺麗な夕陽が射してきた。


ならずの梅(熱田神宮)


写真はファーストショットが一番しっくりくる。あれこれ考えるよりも、最初の感動をそのまま撮ったほうが印象に残るのだろう。


西楽所(熱田神宮)


帰る途中、気になる脇道があり入ってみると亀の池に遭遇した。石像だけではなく本物の亀も棲んでいる。


南神池(熱田神宮)


亀を撮影しようと池に近づくと、後ろから突然ミャーと声をかけられた。挨拶してくれたのか、亀を守ろうとしたのか。


猫(熱田神宮)


熱田神宮は、三種の神器と呼ばれる草薙剣を祀る神社。創建は西暦113年と伝えられており、草薙剣の盗難、織田信長の土塀奉納、第二次世界大戦の空襲など、波乱万丈な歴史を持っている。

これまで40年ほど生きてきたが、地元の歴史にあまり目を向けていなかった。自分が住んでいる周辺をもう少し知っておきたい。当分は、写真を撮りながら東海地方の名所を回ろうと思う。


使用カメラ・レンズ