『TRICK』『コナン』も上映!iPhone、iPadで聴覚障害者の鑑賞をサポートする日本初のサービスが開始!|シネマトゥデイ
私は五体満足な人間だ。他愛もない悩みはあるが。
少し前になるが、シネマトゥデイに素晴らしいニュースがアップされていた。
上映中の邦画の字幕をiPhoneのSafariで読めるというものだ。これは聴覚障害者向けのサービスであり、東京の蒲田にある映画館で実際に運用が始まっている。目線の動きが多くなり、なかなか映像に集中できないかもしれないが、携帯性にすぐれ、画面も広く使いやすいiPhoneならではのサービスだ。
それではiPhoneは本当にユニバーサルデザインなのだろうか?
iPhone case enables the blind to access touchscreens - Core77
これはデザイナーBruno Fosi氏が試作した、視覚障害者向けのシリコンケースだ。目の不自由な方にとって、タッチパネル製品ほど使えないものはない。触覚によるフィードバックがないからだ。このシリコンケースはタッチパネルの弱点を埋めるべくデザインされているが、これなら何もiPhoneである必要はない。
アクセシビリティという言葉をご存知だろうか?
製品やサービスがどれほど広汎な人に利用可能であるかを現す言葉だ。
iPhone3GSでは視覚障害のあるエンドユーザー向け機能として、ボイスオーバーによる画面の操作ガイド、ズーム・反転表示を搭載している。残念ながら私は3Gなので体験する事はできないが、この「VoiceOver徹底解説」を見る限り、実用的なのではないだろうか。
iPadにも同様のVoiceOverが搭載されているらしい。
視覚障害者にもやさしい iPad | maclalala2
三十数年生きていると、それなりに人間の脆い側面も経験している。経験しているからこそ、同じような立場の方の気持ちは理解できる。私は五体満足だから、五体不満足な方の立場にはなれない。だが、想像する努力だけはできる。「人の立場になれ」とは、あらゆる場面で有効な教えであり、人と人が共に生きていく中で欠かす事のできない重要なファクターだ。
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