映画『ノルウェイの森』|ブロガー・Twitterユーザーへの先行試写会と、原作への思いTweet


12月11日に公開される映画『ノルウェイの森』。その先行試写会に、40名のブロガーとTwitterユーザーが招待される。

場所は東宝試写室(東京・有楽町)、日時は12月5日(日)13:00開映。応募の〆切りは11月30日(火)。関東在住の方は応募してみてはいかがだろうか。


村上春樹の小説『ノルウェイの森』は中学生の頃に読んだ。当時は性的な描写が強く印象に残っていたが、歳を重ねて読み返した時、深い悲しみに共感した。主人公ワタナベの親友キスギと交際していた直子。キスギが自殺した後、ワタナベは直子と関係をもつ。直子は精神的に不安定で、専門の病院に入院する。ワタナベは元気で明るい緑とも関係を持つ。そして直子が自殺し、絶望する。

大切な人と別れたり、大切な人を亡くす事がある。世界で自分が一番不幸なのではないかと錯覚し、絶望する事がある。でも、人には感情の起伏がある。喜ぶこともあれば、怒ることもある。悲しい時があるからこそ、楽しい時がある。人との別れは悲しいが、最後には自分で折り合いをつけるしかない。

悲しい出来事があったり、大きな問題に直面した時、私はよく宇宙を想像する。自分を俯瞰する。地上に立つ自分、空から見る自分、宇宙から見る自分。目線を徐々に上空へ持って行くと、気持ちが楽になる。とてつもなく巨大な地球、とてつもなく広大な宇宙で、自分は生きている。そう思うと、大体の事は許せるし、大体の感情は落ちつく。

この先、どれほど苦しい恋をするのか分からない。どれだけ涙を流すのか分からない。それでも私は恋をするだろう。なぜなら、出会いは奇跡だからだ。何十億人が生きるその時代に出会い、恋をして、愛する。子供が産まれ、子供がまた恋をする。そして私がここにいて、あなたがそこにいる。こんな奇跡はない。