このiPadは誰のもの?
iPad(3rd-Gen)を購入した。
今まで必要だと思わなかったので1st、2ndと見送ってきたが、家族から使いたいという声が上がり購入する事にした。普段パソコンを起動しない人にとって、iPadの大きな画面は魅力的らしい。
新しいiPadの画面は本当に綺麗だ。iPadを使った後にMacBook Air(2008)の画面を見ると、文字が滲んで汚く見える。動作も高速で、マルチタスクの機能を使えば、複数のアプリをすぐに切り替える事ができる。大きな画面をタッチ操作する感覚が気持ち良くて、SafariのWebブラウズが止まらない。
だが、1stが登場した頃から抱いていた違和感はやはりあった。
原因は、iPadがマルチユーザーシステムに対応していない事にある。
このiPadは家族のものであって、私のものではない。Apple IDは家族のものを使い、自分のブックマークやメールは同期しない。ユニバーサルアプリのWebサービスも、iPhoneと同じアカウントでは使えない。家族の中でもプライバシーは保ちたいからだ。
機能制限もナンセンスだ。使う度に設定するのが面倒で、ペアレンタルコントロールが億劫になる。個人毎に構成を保存できたら、どれだけ便利になる事か。
iPadのマルチユーザーシステムについて調べた。
実用的なのかは不明だが、Jailbreakすれば対応できるらしい。
一部のWEBブラウザはパスワードが設定できるとの事。
OSが標準でサポートすべきなのに、なぜ対応しないのだろう。アプリやコンテンツの著作権に問題があるのだろうか。一家に一台ではなく、一人一台のiPadにするAppleの戦略なのだろうか。
いずれにせよ、次期OSでは是非ともマルチユーザーシステムに対応して欲しい。嬉しいサプライズとして。
尚、今回の記事タイトルは「このタブレットは今誰のもの?」をもじった。簡潔明瞭な素晴らしいタイトルで、これ以上のものが思い浮かばなかった。
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