目に見えない未来型の自転車ヘルメット『Hovding』
これは、スウェーデンのデザイナーが商品化した目に見えない自転車ヘルメット『Hövding』。
ジャイロスコープと加速度センサーにより、事故を検知すると0.1秒でエアバックが開いて頭部を保護する。Hövdingの開発チームは、自転車に乗っている人の動きを研究し、急ブレーキやアップダウンなどの通常の動きと、衝突や転倒による異常な動きを区別したそうだ。
フロントのジッパーにある電源ボタンをオンにすると、音とLEDライトで起動した事を知らせてくれる。6段階のLEDでバッテリー残量を表示し、充電がなくなるとビープ音で警告してくれる。バッテリーの充電時間は6時間。電源オフのスタンバイ状態で36日間、電源オンの状態で18時間使用できる。
バッテリーにはマイクロUSBのコネクタがついており、充電はパソコンのUSBポートから。新しいファームウェアがあると、充電と同時にアップデートしてくれるところが素晴らしい。
ブラックボックスも搭載し、事故発生時のデータを保存している。Hövdingのエアバックは使い切り。エアバックが作動したらHövdingのサービスセンターに発送し、事故データの解析とリサイクルに利用される。
重さは約700g。色は2種類。サイズはSとM。首回りが34cm〜36cmならSで、42cmまでならM。どちらも頭の大きさは52cm〜59cmまで対応しているとの事。価格は日本円で約50,000円。公式サイトでオンライン販売しているが、発送はヨーロッパだけのようだ。
こちらはHövdingのデザイナーによるプロモーションビデオ。
こちらは事故テストの現場を撮影したもの。
以前、木村拓哉にそそのかされてTWというバイクに乗っていた。スーパートラップのマフラー音が心地よく、後輪のタイヤが太いところが気に入っていたが、ヘルメットで髪型が崩れるのが嫌になり乗るのをやめてしまった。今回紹介したHövdingは自転車用だが、バイク用も登場したらまた乗りたい。
ただ、一点だけ問題がある。Hövdingの説明に「アフロは非対応」と書いてあるのだ。
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