性海寺の紫陽花と過剰な積極性

写真が好きになるとアクティブになる。ほんの数ヶ月前までは紫陽花なんてまったく興味がなかったのに、今では絶好の被写体だ。人生なにがあるか分からない。

愛知県稲沢市の大塚山性海寺では、毎年この時期に紫陽花祭りを開催しているそうだ。この日はちょうどメインイベントがあり、大勢の人で賑わっていた。

紫陽花は大きく分けて二種類ある。ホンアジサイとガクアジサイで、手毬のように咲くのがホンアジサイだ。

ガクアジサイは円形に花びらが咲く。下の写真がガクアジサイで、日本固有のものだそうだ。

花の命は短い。

紫陽花は梅雨の時期だけ花を咲かせ、夏になるとまた眠りにつく。人間にとってはジメジメした空気を癒してくれる貴重な存在だが、紫陽花には紫陽花の都合があるのだろう。

少し歩き疲れたので休憩を。

茶室の軒先きで、空き缶がきらきら輝いていた。切り込みを入れた缶が、風に揺られてくるくる回っている。なんでもないものが少しの工夫で見違える。

席に通してくれた女性がとても綺麗で、撮影をお願いしたら快諾してくれた。写真が好きになると、こんなところでもアクティブになるようだ。

お菓子とお茶を戴いた。

こちらは茶席からの風景。光と影の調和がいい。

帰る間際、サーティーワンのアイスクリームのような紫陽花を見つけた。写真を撮りながらようやく気づく。お茶と一緒に食べたお菓子は、紫陽花を演出していたのだ。

紫陽花の群生を見るのは初めてだった。道端に生えている一株の紫陽花も綺麗だが、密生していると迫力がある。また来よう。次はもっと綺麗に撮れるはずだ。

写真が好きになるとアクティブになる。アクティブになりすぎて、女の子とフォトウォークに行きたいとつぶやいたら、スプリングまお嬢から返信が。

息子にデレデレなパパたちと写真撮りに行きたい女の子って誰なんだろうか。。
— まお@ミラティブ (@spring_mao) 2016年6月9日

ごもっともです。