神楽坂
先週の木曜、東京で仕事を終えてから神楽坂に寄った。ここ数年は出張してもすぐに帰ることが多かったが、カメラを買ってからは、見知らぬ街で写真を撮るのが好きになった。
神楽坂は飯田橋駅から歩いてすぐのところにある街。メインは神楽坂下から坂上間の早稲田通りだが、風情があるのはそこから入る脇道。
石畳の小道に、
所狭しと並ぶ飲食店。
京都の路地を思い出す。
かつて神輿が重くて坂が登れず、軽い神楽に変えたところ登れたので、神楽坂と名付けられたそうだ。
東京は坂に特徴があるように思う。
名古屋の星ヶ丘や八事にも坂はあるが、東京は建物が密集しているせいか、独特な雰囲気がある。
神楽坂はちょうど祭りの時期のようで、赤い提灯と、浴衣を着た女性を見かけた。阿波踊り大会が有名だそうだ。
帰る間際、飯田橋駅近くの川辺で水上デッキを見つけた。神田川に映る電車と高層ビルを眺めながら、美女の隣りで休憩。妄想も膨らむ贅沢な場所だ。
神楽坂を訪れたのは夕方で、夜の飲食店はまだ準備中だった。陽が暮れて明かりが灯ると、また違う顔を見せてくれるだろう。
タモリさんではないが、最近坂に興味が出てきた。東京にはもっと傾斜のキツい街があった気がする。どこだったか。