被写体への愛

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これまで複数のカメラで様々な被写体を撮ってきたが、すべてのカメラで共通の被写体がいる。愛犬のチコだ。写真を振り返ってみると、どのカメラで撮ったチコも私にとってはすべて可愛い。被写体に対して愛があれば、カメラはなんでもいいのだ。

ただ、撮影者はすべての被写体に愛を注げるわけではない。絶景に感動したとしても、絶景に愛を抱くのは難しい。モデルの女の子が可愛くても、愛を抱くと一線を越える。だから撮影者はプラスアルファをカメラに求める。解像度や色調で愛を補うわけだ。

そうやって愛を十分に補う、もしくは被写体に愛を注ぐ、または自分の写真を心底愛す。それができるのが写真家だと思う。写真は観る者に愛を伝える媒体。今の私はただ、気になった被写体にレンズを向けているだけ。もう一段上を目指して、愛を表現したい。


撮影カメラ


撮影地

  • 自宅