映画から写真を学ぶ『The Fall 落下の王国』

以前から気になっていた『The Fall 落下の王国』を観た。この映画は2006年に公開された米・英・印の合同作品で、13の世界遺産、24の国でロケを重ねた映像が話題を呼んでいた。

確かに冒頭の映像から一気に引き込まれる。とにかく構図と色使いが上手い。ローアングルで撮った人の動き。病室のシックな色。太陽に馬を重ねたシルエットなど。最初から最後まで、随所に工夫が凝らされている。

映画は写真と違って撮り直しが難しい。だから一つのカットに対して考え抜いているはずだ。最近「数を打って当てる」的な撮り方をしていたので、いい機会になった。被写体に向き合って、工夫すること。