なぜ蚊に刺されると痒くなるのか

夏場、屋外で写真を撮ったり犬の散歩をしたりしていると、必ずと言っていいほど蚊に刺される。それも短時間で何回も刺されるから、だんだんイライラしてくる。血を吸われるだけならいいが、痒くなるのは勘弁して欲しい。そもそもなぜ痒くなるのか。注射の針は痒くならないのに。

調べてみると答えはすぐ見つかった。蚊は人に気づかれないようにするために、最初に細い針を刺して麻酔を注入する。合わせて、血が固まらないようにするための唾液を注入する。その後に太い針を刺して血を吸うのだが、この最初に注入した唾液のせいで炎症を起こして痒くなるというわけだ。

ただ、仕組みが分かったところで対抗するのは難しい。痒いと感じたらもう手遅れだし、刺された場所に爪で跡をつけても意味はない。体温を下げろと言われても私は変温動物じゃないし、白くなれと言われても私は地黒だ。一度スマホの虫除けアプリを試してみようと思うが、聞こえないモスキート音でますますイライラするかもしれない。最も効果がありそうなのは虫除けスプレーだが、外に出る度に使うのは面倒だ。

どうしたものか。


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