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哲学は日常に潜む、テレビ番組『哲子の部屋』が面白い

Essay

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ブログを始めてからほとんどテレビを観なくなったが、『情熱大陸』と『プロフェッショナル 仕事の流儀』だけは今でも観ている。普段は知ることができない、プロの素顔が垣間見えるから面白い。そんなドキュメンタリーとはジャンルが異なるが、最近観る番組がもう一つ増えた。

それは『哲子の部屋』。

NHKのEテレで土曜24時から30分間放送されており、先週で第2回を終えた。以前からある番組のようだが、Googleで検索しても『徹子の部屋』が邪魔をして調べることができない。

出演者は國分功一郎(哲学者・高崎経済大学準教授)、清水富美加(女優)、マキタスポーツ(芸人・ミュージシャン・俳優)。哲学者の國分功一郎が進行役となり、哲学をカジュアルに分析する。

第1回のテーマは思考。映画『恋はデジャ・ブ』で繰り返される日常を取り上げ、習慣というキーワードに注目する。人間は本質的に楽をしたい生き物のため、様々なことを習慣化する。思考するのは習慣から外れた時だけで、そこからドゥルーズの「概念を創造する哲学」に繋げる。

第2回のテーマはユクスキュルの環世界。目と耳のないマダニにとっての自然世界と、人間にとっての世界は明らかに異なる。感覚機能の違いだけではなく、人も知識を広げることで世界が変わると解く。

今まであまりなかった種類の番組だ。

國分功一郎はいかにもキレ者で、映画、音楽、生物学など、様々なジャンルを教材にして哲学とは何か教えてくれる。マキタスポーツはつかみどころがないが、國分功一郎に合いの手を入れる役割として必要か。

そしてなんといっても清水富美加が可愛い。ノリは上品な鈴木奈々で、顔は全盛期の夏川純。生徒としての健気なリアクションが微笑ましく、大人と子供の中間的な魅力がある。

次回の放送日は未定だが、分かり次第ブログかTwitterで通知するので是非観て欲しい。哲学が日常に潜んでいる事を知るはずだ。

哲子の部屋 - NHK


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