bit.lyの仕組みを理解して、アプリTweebで被クリック数を解析する

iPhoneアプリTweeb(AppStore 期間限定230円)を購入した。

これはBirdbrain(関連記事)と同種のアプリで、Twitterのステータスやフォロワーの管理をするアプリだ。Tweebにはツイートしたリンクのクリック数を解析する機能がある。現在のバージョンは0.9 。この後の解説でTweebが気になった方には早目の購入をお勧めする。メジャーアップデートまではセール価格230円となっているからだ。


Tweebの基本機能はこちら。

1.Summery

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MentionやClickの数を確認できる総合画面。画面右上のTodayをタップすると、表示期間が切り替わりThis Weekになる。画面下のVIEW HISTORYで、日毎のステータスを一覧で確認する事ができる。


2.Me

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自分のツイート履歴やフォローしている人を確認する画面。POST TWEETをタップすると予め設定したTwitterクライアントが起動するが、アプリを切り替えてまでツイートする機会はあまりないだろう。

右の画像はTweebの設定画面。アプリ内には組み込まれていないため、iPhoneデフォルトの「設定」からになる。Update Frecency (minutes)で全体の解析を何分毎に自動更新するか設定し、Monitor Clicks for (days)でクリック数を過去何日までさかのぼって集計するか設定する。


3.Folowers

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フォロワーを管理する画面。ここでフォローしたりアンフォローする事ができる。フォローする際の重要な要素であるサイト情報を、アプリ内で確認できないのが残念だ。フォロワーのツイート履歴は確認できる。また、各画面の上部にある " i " マークをタップすると英語で説明文が表示される。


4.Buzz

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Mentionの履歴と、公式Retweetされた履歴を確認できる。個別のRetweetをタップすると誰が公式Retweetをしてくれた分かるようになっている。(iPhone3GだとMentionの履歴をスクロールすると落ちるバグがあるようだ。3GSは不明。)


5.Clicks

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自分がツイートしたリンクが何回クリックされたか分かるようになっている。
これがTweeb最大の特徴だ。
左の画像はツイートしたリンクの被クリック数(目安)で、どれかをタップすると右の画像に遷移して詳細が表示される。これらのクリック数はbit.lyのデータを元にしてる。ここでbit.lyについて色々と検証したので解説したい。

bit.lyはユーザー登録し、ログインした状態でURLを短縮したり、API Keyを通して短縮すると自分だけの唯一のURLになる。どのような仕組みで短縮されているのかは不明だが、API Keyを通す事によって、自分の影響力をより正確に解析できるようになる。

API Keyはbit.lyのWebサイトで画面右上のAccountをクリックすると確認できる。それぞれのサービスでAPI Keyの登録方法は異なる。

上の画像のように、Tweetie2ならSettings→ServicesのAPI Keysで登録する。j.mp API Loginにbit.lyのUsernameを、j.mp API Keyに35桁ほどのAPI Keyを入力する。これにより、Tweetie2で短縮したURLは自分だけのURLとなる。この「j.mp」はbit.lyよりも短く短縮できるサービスで、クリック解析などではbit.lyと同じように扱われる。Tweebでもbit.lyと同様にj.mpでも解析できる。

私がTwitterサブアカウントで記事を読む際に利用しているtwitterfeedもAPI Keyを登録できる。このアプリを購入してからtwitterfeedに登録している全てのFeedにAPI Keyを設定した。また、RSS ReaderでGoogle2Tweetを利用している方はAPI Keyを登録しているはずなので、Tweebを使って自分がツイートしたリンクのクリック数を解析する事が可能だ。

以下は当ブログの短縮URL

元のURL → http://d.hatena.ne.jp/RyoAnna/
bit.ly (API Keyあり) → http://j.mp/dtYNdR
bit.ly (API Keyなし) → http://j.mp/4zFAf1

API Keyあり」はbit.lyにログインして短縮したり、API Keyを通して短縮したURLとなる。「API Keyなし」は、誰が短縮してもAPI Keyを通していなければ同じURLとなる。それではこれがTweebの被クリック数にどう影響するのか。


下の左の画像はAPI Keyを通さずに短縮したリンクの解析画面。右の画像はAPI Keyを通して短縮したリンクの解析画面。どちらの画像もtotal clicksは「425」になっている。この「425」は、元のURLをbit.ly経由で短縮したリンクのクリック数合計だ。集計期間は不明だが、誰が短縮してもクリック数はこのtotal clicksにカウントされる。また、左の画像の「93」は、誰でもよいのでbit.lyで短縮したURLのクリック数となる。おそらくTweebの設定画面で集計した期間内でのクリック数だ。右の画像の「28」は自分でAPI Keyを通して短縮したURLのクリック数になる。ただし、自分でツイートしたURLの被クリック数ではない。

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検証したところ、自分のツイートを誰かが引用して、それをまた他の誰かがクリックしてもこの「93」と「28」にカウントされる事が分かった。

つまり、最初に紹介した画像で、AppBankさんの該当記事のリンクが「73 of 88 total clicks」となっているが、この「73」という数字は、自分でツイートしたリンクの純粋な被クリック数ではなく、自分がAPI Keyを通して短縮したURLが、誰のツイートでもよいので73回クリックされているという意味になる。自分のツイートを誰かがRetweetして、それを誰かがクリックすればカウントされる。そして「88 total clicks」はAPI Key関係なく、bit.lyで短縮されたAppBankさんの該当記事の被クリック数合計になる。検証したところ、短縮前の元のURLをクリックしても、「73」にも「88 total clicks」にもカウントされない。


API Keyを通した短縮URLなら、自分だけのURLのため、誰かが引用してリンクをクリックしても、Tweebのクリック数に反映される。自分のブログやツイートの影響力を測る目安となるだろう。

ここまで偉そうに書いたが、bit.lyの仕組みもTweebの仕組みも少々自信がない。誤りがあったら優しく指摘して頂けると嬉しい。また、このTweebというアプリはバージョンアップで化ける予感がする。気になる方はセール期間中に購入しておくと良いだろう。


Tweeb(AppStore 期間限定230円)


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