TweetListに恋をした9つの理由
Tweetieの時代から愛してやまなかったTwitter for iPhoneだが、今回のアップデートは受け入れる事ができなかった。
タイムラインの表示が絶対時間から相対時間になり、文字入力時に@ユーザー名と#ハッシュタグがアシスト入力されるようになった。
相対時間(1日前など)は直感的に日時を把握する事ができないし、アシスト入力は画面が狭くなって煩わしい。
心を受け入れると書いて「愛」と呼ぶのであれば、私はTwitter for iPhoneを愛しきる事ができなかったようだ。
そして新たなパートナーを探す旅にでる。
「人が人を好きになるのに論理的思考は存在しない」と名探偵コナンの工藤新一は言う。
それでも私は恋をした理由を説明する。
少しでも多くの人に、新しい恋人の素晴らしさを知って欲しいからだ。
私はTweetListに恋をした。
絶対時間
TweetListは、タイムラインの時間表示をRelative(相対時間)とAbsolute(絶対時間)から選ぶ事ができる。
タイムラインの時間表示が、絶対時間になっているアプリは少ない。これは12個のアプリの比較表だ。「投稿時アカウント切替」については次の章で説明する。
バグ
「投稿時のアカウント切替え」とは、サブアカウントのタイムラインから、メインアカウントとしてリプライ・リツイートできる機能を指す。対応しているアプリは、投稿画面上部のアカウント名をタップすれば、切り替える事ができる。
この機能があると、TwitterをRSS Readerとして利用できる。詳しくはこちらの記事を→TwitterをGoogle Readerにする方法
下記の流れで記事を読む。
- サブアカウントのタイムライン(twtterfeedによるツイート)に目を通して、気になった記事にスターをつける(Favorite)
- スターをつけた記事を読む
- 共有したい記事にコメントを付けてRetweetする(サブアカウントのタイムラインから引用返信を選択し、投稿する時はアカウントをメインに切り替える)
そして、上の章の比較表を見て欲しい。絶対時間と投稿時アカウント切替の両方に対応したアプリは存在しない。
投稿時のアカウント切替えができない場合は、リストで対応する。メインアカウントでRSS Reader用のリストを作り、リストでサブアカウントをフォローすれば記事を読む事ができる。ただし、ここで問題となるのはスターだ。
メインアカウントのリストでスターをつけると、それはメインアカウントのスターとなる。すると、メインアカウントのスターが、購読用の記事であふれかえってしまうのだ。かといって、スターで印をつけずに、最初から順番に記事を読んでいくと、最後に到達するまでの所要時間が読めない。
八方ふさがりだった。絶対時間を諦めるか、サブアカウントの運用をやめるか。なにかを妥協するしかない。そう思っていた矢先、TweetListにバグらしきものを発見する。
TweetListは、サブアカウントのタイムラインでスターをつけた後、メインアカウントでリスト(サブアカウントだけをフォローしたRSS Reader用のリスト)を見ると、スターの表示が残っているのだ。これにより、スターをつけた記事だけを読み、メインアカウントで感想を呟く事ができるようになった。
会話
TweetListは会話表示にこだわりがある。ツイートをタップするだけで会話の履歴が表示されるし、投稿時も直前の会話だけではなく履歴が表示される。また、Twitter for iPhoneでは、検索結果からの会話表示(in reply toの表示)ができなかったが、TweetListなら可能だ。
ギャップを補完した後のフォーカス
ギャップ(タイムラインの抜け)を埋めた後のフォーカス位置を指定する事ができる。例えば、上から下へタイムラインを読んでいる時は、ギャップを埋めた時にフォーカスが上に残ると嬉しい。下にフォーカスが移動すると、元の位置まで戻る必要があるからだ。この機能は、サブアカウントでの記事閲覧に役立つ。
未読数表示
私はタイムラインの未読数にこだわりがない。サブアカウントのタイムラインは全て目を通しているが、メインアカウントは一期一会だと思っている。その点で、TweetListには素晴らしい選択肢が用意されている。未読数のバッジをMentionとDMだけにする事ができるのだ。
欠点
投稿時に添付する画像を、最終チェックする事ができない。カメラロールから画像を選択すると「Photo attached」と表示されるが、内容を確認する事ができないのだ。公表してはいけない画像を選択していないかと、いつもヒヤヒヤさせられる。
また、アイコンの鳥が太りすぎている。もう少しクールなアイコンにして欲しいところだが、外見はあまりに完璧だと愛着がわかない。少々お茶目な恋人のほうが、長続きするだろう。