電子書籍ストアのアプリ比較 - Kindle Kobo iBooks for iPhone
テキストを読むだけなら、端末はiPhoneで十分だ。漫画や雑誌を見るなら専用の電子書籍リーダーやタブレットが必要だが、文字だけの新書や小説を読むなら、いつも持ち歩いてるiPhoneが手軽でいい。
電子書籍ストアのiPhoneアプリには一長一短がある。文字サイズの調整、ハイライトの付け方、画面のロードなどなど。今回は、Kindle、Kobo、iBooksのアプリについて、それぞれの特徴を紹介したい。
Kindle
Kindle最大の欠点。それは画面のリロードだ。Kindleはアプリを起動する度に画面の文字が消えてリロードされる。本を読みながらメモアプリで感想を書くときが問題で、Kindleへ戻る度にリロードが発生する。これが気になり始めると、読書のリズムが悪くなる。
逆に、最大の利点は文字サイズを細かく調整できるところ。iPhoneは画面が小さいので、文字が大きすぎるとページをめくる間隔が短くなってしまう。文字が小さいと目が疲れる。iBooksは10段階、Koboは8段階だが、Kindleは13段階で調整できる。自分に最適な文字サイズで読めるかどうかは、電子書籍リーダーの重要な選択基準だ。
Kobo
Koboの利点はアプリの起動でリロードが発生しないところ。終了している時間が長いとリロードするが、Kindleのように毎回ではないので落ち着いて読む事ができる。
欠点はハイライトが付けにくいところ。電子書籍はハイライトやブックマークを後から簡単に参照できるところがいい。だが、Koboはハイライトを付けるとき、ポップアップメニューが邪魔で文字選択ができなくなる事がある。
また、Koboは本全体のページ数が分かりづらい。画面下部に表示されるページ数が、章ごとのページ数になっているからだ。
iBooks
電子書籍の最大の欠点は、厚みがないところだ。紙の本なら全体のどの辺りを読んでいるのか感覚的に分かるが、電子書籍には厚みがないため、ページ数だけで判断する必要がある。
その点で、ユーザーインターフェイスに一番気を遣っているのはiBooksだ。画面下部のスクロールバーが見やすいし、残りのページ数が表示されるので、読んでいる箇所が感覚的につかめる。
また、iBooks最大の利点は、アプリ内で書籍を購入できるところにある。KindleやKoboはSafariなどの別アプリで購入する必要があるが、iBooksはアプリ一つで「探す→購入する→読む」という流れが完結する。
まとめ
全体的に利点が多いのはiBooksだが、価格面では頻繁にセールをしているKindleがいいし、Koboは楽天ポイントが使える利点がある。
アプリの作り以外にも、電子書籍ストアには様々な比較ポイントがあるが、ユーザーとしてはできるだけ一つに絞りたい。コンテンツによって切り替えるのは面倒だ。
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