幸運の女神は準備している者にしか微笑まない
ルイ・パスツールはフランスの細菌学者で、1800年代に牛乳とビールの殺菌法を開発し、狂犬病のワクチンを発明した。インフルエンザや結核など、ワクチンによる予防接種が現在普及しているのは、パスツールの貢献によるところが大きい。
時はさかのぼり1854年12月7日。リール第一大学の学長に就任したパスツールは、最初の挨拶でこう語った。
「観察の分野では偶然はない。機会は準備のできている精神だけを好む。」
ここからタイトルの名言が生まれたのだが、写真の世界でも同じことを感じる。
「なぜカメラを持って来なかったか。」
「こんなシャッターチャンスは二度と訪れない。」
写真の趣味を再開してまだ一ヶ月しか経っていないが、すでに何度か後悔している。
だから私はできるだけカメラを持って出かけるようにしている。
カメラを持ち歩く者にしか幸運の女神は微笑まないと思うから。