思わぬ出来事、京都八坂の塔
前回の続き。天狼院書店で涼をとった後、最後の目的地である八坂の塔に向かった。塔と石畳の組み合わせを写真に収めたかったのだ。
天狼院書店のある大和大路通を南に歩き、八坂通で東に折れる。坂を上ると、次第に塔が大きく見えてくる。求めていた景色だったが、既視感のある構図になってしまった。
今日は帰ろう。そう決めた矢先、思わぬハプニングが発生した。自撮りをしていた着物の女性から、写真を撮って欲しいと頼まれたのだ。
最初は女性のカメラで撮り、その後に私のカメラでも撮らせてもらった。女性をもっとクローズアップすればよかったが、欲張って塔も入れてしまった。ポートレート慣れしていない。
女性と別れた後、名刺を作ろうと決意した。こういう場面でさっと連絡先を伝えるために必要だ。下心はないかと問われると何とも言えないが、目的は写真を見てもらうため。写真はやはり、被写体に見てもらうのが一番だ。
撮影カメラ
撮影地