ルドベキア、ルドベキア
道端でよく見かけるこの黄色い花。原産地は北米で、科目はキク科。通称はハンゴンソウで、学名はルドベキアという。この植物は種類が豊富で、アラゲハンゴンソウ、ミツバオオハンゴンソウ、ルドベキア・ヒルタ、ルドベキア・タカオなど、様々な名前がある。一目で区別するのは難しいので、私は総称してルドベキアと呼ぶことにしている。
私はこの花を見かけると、ついついカメラのレンズを向けてしまう。黄色と黒色のコントラストが綺麗だし、なにより自己主張が激しい。華奢な脚でモデル立ちをして、撮ってくれと言わんばかりにこちらを見つめてくる。だから色んな構図で撮ってやる。ときには灯りを消し、
ときには顔を寄せ、
ときには下から覗く。
こうして何度も撮っていると、次第に愛着が湧いてくる。他の花を撮っていると後ろめたさを感じることがあるし、寝る前に思い出すと胸が痛くなることもある。というのは嘘だが、ある種のフェティッシュであることは間違いない。ルドベキア、ルドベキア。
撮影カメラ