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霧は種類がある。平地で発生する放射霧、山で発生する滑走霧、水面で発生する蒸発霧など、発生する場所とメカニズムによって呼び方が変わる。

例えば放射霧は、地面から熱が放射して地表の温度が下がり、空気中の水蒸気が飽和点を超えると発生する。上空に雲があると熱がこもって温度が下がらないため、晴れた夜のほうが発生しやすい。また、昼と夜は寒暖差が大きいほうがいい。空気中の水蒸気は温度が上がると増えるため、冷えた後の霧も多くなる。

寒暖差が大きい季節といえば春と秋。それも5月と10月だ。撮るイメージはできている。深い森。霧が立ちこめる湖。小舟に横たわる美女。問題はロケーションだ。どこの森に行けば、美女がいるのだろう。


撮影カメラ

撮影地