黄金色の朝

娘が高校に上がり、電車で通学するようになった。駅までは自転車で行くことになっているのだが、何かと理由をつけられ、学校まで車で送ることがある。

学校までは車で往復40分。それほど遠いわけではないが、1日24時間の中の40分と考えると、無駄な時間に感じて、ついつい小言を言ってしまう。

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集合知

知識欲がふつふつと復活してきた。ただ、前回書いたように、今はネットワークとセキュリティの本を読んでいるので、他のジャンルの本を読む時間はない。そこで、動画を活用することにした。

ベッドに入ってから寝るまでの時間を利用して、YouTubeなどの動画サービスでドキュメンタリーを観る。検索するキーワードは宇宙、数学、生物、自然など。探せば良質な動画がチラホラ見つかる。

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スペシャリスト

スペシャリストになりたい。

最初にそう思ったのは小学生の頃で、当時はマラドーナに憧れてプロのサッカー選手になりたかった。小・中・高とサッカーを続けたが、たいした努力もせず、ぼんやりと日々を送り、夢はあっけなく終わった。

高校と大学では音楽に目覚めた。エリック・クラプトンカート・コバーンに憧れてギターを始めた。自分で曲も作ったが、たいした努力もせず、センスもなかったので、早々に諦めた。

大学では英語を専攻した。映画が好きだったので、字幕をつける仕事をしようと考えた。字幕の通信講座を見つけて始めたが、ヒアリング力が乏しく、飽き性な性格も相まって、すぐに手付かずになった。

音楽はずっと好きだったので、CDショップに就職した。好みのアーティストを見つけて発注し、試聴機に入れてポップを書くと、面白いように売れた。だが、時代の波に押されてCDが売れなくなり、会社が倒産した。子供が産まれてすぐのことだった。

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