ソーシャルなListsがもたらすもの

Google Readerがいらなくなる日

Tweetieが2.1でListsに部分対応、2.2で完全対応を目指しているようだ。

One thing not currently available in this build of Tweetie 2.1 is Twitter’s new Lists element. “In a perfect world Tweetie 2.1 will have list support, or at least experimental support for it. It should be 100% by 2.2,” Brichter said when I asked him about it.

Tweetie 2.1 Coming Soon With Retweet, Geolocation, And Some List Support – TechCrunch


これがもたらす意味は大きい。アカウント間のシームレスさで1つ上を行くTweetieだから、おそらくList間のシームレスさにも配慮してくるに違いない。するとどうなるのか。

本場アメリカで注目を集めていたのが、Google Reader のパワーユーザーとして有名だった Robert Scoble が RSS リーダーを捨てて、Twitter リストで情報を集めるようにしたという話題でした。

Twitter リスト機能を RSS リーダーのように使いこなす | Lifehacking.jp


Robertさんではないが、おそらく私もGoogle Readerを捨てる事になるだろう。つまり、FeedごとにListを作成しTwitterで読むのだ。

RSS Readerを利用している方はフォルダを作成してFeedを種類ごとに分けていると思うが、フォルダの概念をそのままListに当てはめる事により、TwitterクライアントがRSS Readerへと進化する。今のところTwitterで直接Feedを取り込む事はできないので、Friend Feedなどの外部サービスを頼る事になるが、もう少しだけ知恵をしぼればフォルダをList化する事は難しくないはずだ。あまり現実的ではないかもしれないが、あなたのRSS Readerに5つのフォルダがあるのなら、Twitterサブアカウントを5つ作り、それぞれList化してFriend Feedで呟かせればよい(今でもサブアカを5つ作る事はできるのでList化する意味はないのだが)。

http://twiterlist2rss.appspot.com/のようにListをFeedとしてはくサービスもあるようだが、あまり意味を感じなかった。それとは逆に、デファクトスタンダードとなるのは「FeedをListでとりこむ」という手段だろう。

そして、Tweetieであれば気持ちよくList間を行き来できると信じたい。

FriendがFriendではなくなる日

私はTwitterを始めるまでSNSには殆ど参加していなかった。mixiも各種メッセンジャーもやった事がない。では何故Twitterには興味を持ったのか。それは従来のSNSに比べて、気兼ねなく独り言を呟く事ができて、それについて会話もできると思ったからだ。前回の記事でも書いたが、RTするだけでそれにはある種の意味が含まれており、感想も添える事ができ、それを連発しても誰にも文句は言われない。気に入られなければRemoveされるだろうし、サブアカのFollowには入らないだろうし、Listにも入らないだろう。Twitterが「ゆるいSNS」と呼ばれている所以はそこにあるのだろう。

だが、それでも私はTwitterにある種の親和を求めている。嫌われたかな? Listに入ってるかな? サブアカに入ってるかな? そう思ってしまう事があるのだ。ドライな仮想現実の中でも、やはり人と人との関係は捨てられない。

Twitterが発表したList Widgetは、こうしたものがあれば良いのにと、まさに思っていたものだ。これを使えばお気に入りのリストをブログに貼り付けることができる。自分で作ったリストはもちろん、人の作ったリスト(公開リストに限る)でも使うことができるのだ。

Twitter、「リスト」機能の可能性を示す新ウィジェットを公開 | TechCrunch Japan


例えば親しいTwitter Friendのブログにこのウィジェットが組み込まれていたとする。ListのタイトルはFavorite Friendsだ。そして、そのTLにあなたがいなかったとしたらどう思うだろう。間違いなく私は軽くショックを受ける。大きなショックではないが、Listにはこのように冷酷な側面もあるのだと思う。

そして私は一時的にショックを受けるが、Twitterとはそんなものだと思い、また性懲りもなく呟くだろう。


<追記>
Listを非公開にすればいいじゃんという突っ込みは受け付けるw


All content Copyright RyoAnna's iPhone Blog
Powered By HatenaPress 1.0.0